皆さんこんにちは!TDP事務局のフクです。
マカオGPも終わって、トヨタの1年間のモータースポーツ集大成のイベント『TMSF』も終わり、いよいよ本格的なオフシーズンに入って行きますね。モータースポーツファンの方々は、冬眠して資金を蓄え、来シーズンもまた足繁くサーキットに通って頂くようお願い申し上げます。
オフシーズンはテストなども多少あるものの、やはりシーズン中に比べればそれぞれのカテゴリーの車両に乗る機会は減って来るので、各ドライバーは新しいシーズンに備えてトレーニングに勤しむわけですが、トレーニングの一環として、他のスポーツに触れる機会もあったりします。
フットサルだったり、野球であったり、スポンサーさんの関係もありゴルフだったりというわけですが、モータースポーツと違う競技をやった時のドライバー達の上手、下手はというと、一概にはいえず、ドライバーによってそれぞれです。
TDPドライバー達でいえば、何でもこなす部類の筆頭は、中嶋一貴君や国本京佑君あたりといったところでしょうか。これには幼少の頃から、ある程度他の競技にも触れてきたことが影響していると思われます。逆に小林可夢偉君や大嶋和也君などは球技などは、ちょっと苦手でしょうか。
彼らの場合、幼い頃からカート一筋に頑張って来たので、その影響だと思われます。競技の上手い下手は経験に拠るところに関わってきますが、全員にいえる事は、総じて持っている身体能力は高いという事です。殊に近年のモータースポーツは、年々アスリートとしての要求度が高まっている事もあり、それに伴い、そういった資質を持っている人間が活躍出来るということかもしれません。
したがって、私は彼らがもし違った競技のアスリートになっていたとしても、それなりの選手になれていたのではないかと思うのです。「ハンドボールの宮崎大輔選手が、サッカー選手だったら?」「イチロー選手がサッカー選手だったら?」「石川遼選手が野球選手だったら?」「長谷川穂積選手がレーサーだったら?」きっとそれぞれ、その世界でもトップレベルのプレーヤーになっていたのではないかと思います。
昨年F3で「世界を制した」京佑君
ボクシングを本格的にやっていたら、こちらでも「世界」を獲れていたかも!?
それを裏付けるようにドライバーにはゴルフが好きな選手が多いのですが、多くの人がかなりの腕前を誇ります。これはそれを表しているのかなという気がします。
しかし、そうやって“集中して物事に取り組める”というのも1つの才能であり、“物事に打ち込める才能”がある選手が、やっぱり活躍出来るのだと思います。こんな風に「あのドライバーがあれをやっていたら?」と想像するのも楽しいですが、TDPドライバー達にはまずは自分が選んだ「レーシングドライバー」という道に専心して、「レーサー道」を極めてもらいたいと思います。
ゴルフスタイルの和也君、ゴルフの腕前はまだまだですが、
今はレースの方で「高み」に上っている途中なので良いのです
F3では、ヨーロッパで世界を相手に戦った経験もある和也君
本格的にゴルフをやっていたら、セントアンドリュースでやっぱり世界を相手に戦っていたかも!?
皆さんこんにちは!TDP事務局のフクです。
さあ、今週はいよいよTDPドライバーの今年最後のレースとなるマカオGPが開催されます!ここに参戦する卓人君、雄資君には是非昨年の京佑君に続いてもらいたいと思います。対するメルセデスやオペル勢も、昨年まで2年間トヨタエンジンに優勝を奪われている雪辱を期してくることが予想されますので、昨年以上に勝つのは厳しい事が予想されますが、皆さん応援を宜しくお願いします!
さて、TDPを語る上で外せない存在と言えば・・・それはもちろんフォーミュラトヨタ・レーシングスクール(以下FTRS)創立から校長を務める関谷正徳です。もちろんこれを読んで頂いている方の中には、それが誰であるかはご存じだと思います。まさか、「いつもドライバーの近くにいるあのおじさんは誰?」なんて人はいないですよね?
しかし、校長の現役最後のシーズンとなったのは2000年、今からもう9年も前になるため、最近FTRSを受講しにくる生徒の中には、校長先生の現役時代を「知らない」なんて人もいるのです。思えばフォーミュラトヨタで、一貴と一緒に走っていた可夢偉が、一貴の父親である悟氏がF1で走っていた頃を知りませんでした。私にはその当時、ついこの間のように思えていたのですが・・・
なので、簡単に関谷校長の紹介をさせて頂きます。1949年の11月27日生まれのゴルフが好きな59歳、来週の誕生日でいよいよ還暦を迎えます。1971年(私もまだ生まれていません)にレースデビューを果たし、その後様々なカテゴリーで実績を残し、1995年には “世界3大レース”の1つとして数えられる「ル・マン24時間レース」において、日本人として初めての総合優勝を果たす金字塔を打ち立てました。
そこから国内レースにおいてもJTCC(全日本ツーリングカー選手権)やJGTC(全日本GT選手権)でタイトルを獲得するなどの輝かしい実績を残し、2000年のシーズンを最後に、現役を退いた後はトムスチームのF3、GTの監督を務め、今季は3年ぶりにその両方でタイトルを獲得したのは、皆さんもご存じのことと思います。
そして現役を引退した翌年の2001年から、現在のTDPに繋がるスカラシップ制度による、若手ドライバーのレース参戦が開始されたのです。そして、その参戦スタート時からずっとスカラシップドライバー達に対して、時にはプライベートの時間も共有しながら公私に渡って指導をして来ました。
今年F1GPに参戦した一貴や可夢偉達も、みんな4輪(カートに対してこう呼びます)のスタートは、関谷校長の指導から始まっているのです。その指導は、時に厳しく、時に優しくそれも全てはドライバーに「育って欲しい」という“愛のムチ”なのです。
関谷校長は、上に書いてある通り今年で還暦を迎えます。ともすれば昔の現役時代のやり方があるので、なかなか考え方を変えないなんてこともありがちですが、関谷校長はドライバー達にプラスになると思えば、どんどん新しい考え方も取り入れ、またそれを探すことにも貪欲です。現在は(?)普段からの行動も品行方正で、TDPドライバー達の師として相応しい方なのです。
ごく稀に(本当にたま〜にです!)、女性に対してのセクハラっぽい(ギリギリセーフ・・・ですかね?)発言が出たりしますが、このあたりはやんちゃしてた現役時代の名残でしょうか(笑)今回はその辺りには触れませんので、興味のある方はご自身で、昔からの関係者の方に聞き取り調査を行って下さい(笑)ちなみに私は何も知りませんので・・・
また、自他共に認める“おせっかい焼き”なので、『婚活』したい人は是非お願いしてみる事をお薦めします。きっと一生懸命力になってくれると思います。但し結果についての責任は負いかねますが・・・(笑)
さて、そんな関谷校長に聞いてみました。ズバリ校長にとって『TDPとは?』
「日本のドライバーと世界の距離を縮め、子供達に夢を与えられるもの」との事でした。
またそれぞれ現役TDPドライバー達にも聞いてみました。
「あなたにとって関谷校長とは?」
石浦君 |
「小学校2年生の時、富士スピードウェイで一緒に写真を撮ってくれたレイトン(当時所属していたLeyton Houseチーム)のおじさん(笑)普段は優しいけど、レースのことになると厳しく他の人が言ってくれない事を言ってくれる人。その分優勝すると誰よりも褒めてくれる人」 |
ちなみに石浦君、昔あるドライバーが呼び出される時、よくファミレスの「グラッチェガーデンズ」に呼ばれ、何故かそこに石浦君も同席し、そのドライバーがお説教されている横に居る事が多かったらしく、しばらく「グラッチェ恐怖症」になっていたそうです(笑)
晃平君 |
「ドライビングはもちろんのこと、人との接し方など生活する上で必要なことや大事なことを教えてくる学校の先生のような人」 |
和也君 |
「公私に渡って、しっかり怒ってもくれる父親のような人」 |
京佑君 |
「いつも的確なアドバイスをくれ、車の事を何でも聞ける先生であり、レース関係で困ったことがあった時はどんなことでも相談できる父親のような人」 |
卓人君 |
「自分がレーサーになりたいと思わせてくれた人」 |
雄資君 |
「時に厳しく、時に優しい尊敬できる監督」 |
期せずして全員が同じような内容の回答となりました。
ここ数年は忙しく動き回り、「現役時代よりも忙しい」という関谷校長。
これからの日本のモータースポーツ界を引っ張って行く若手ドライバー達の育成に、まだまだ元気で頑張って頂きたいと思います。
関谷校長の日々を綴ったブログはこちら
どうでも良いのですが、岡山国際サーキットに行く時「閑谷学校」(江戸時代に岡山藩によって開かれた学校で、現在では国宝に指定されています)という看板を見ると何故か気になってしまいます・・・どうでも良いのですが・・・
【TDP情報】
中嶋一貴、小林可夢偉、平手晃平、石浦宏明、大嶋和也
11月22日(日)富士スピードウェイにてトヨタ モータースポーツ フェスティバル 2009に参加!!
前売入場券販売中!
トヨタ モータースポーツ フェスティバル 2009公式サイト
皆さんこんにちは!TDP事務局のフクです。
遂にGTもシーズンが終わって日本もオフシーズンに入り、各ドライバー達もすぐに視線は来シーズンに向かって行く事となります。のんびりする間もなく、開幕戦のための準備は今から既に始まっている訳です。
TDPドライバーでは卓人君、雄資君の2人だけは、まだマカオGPという1年の集大成が残っていますので、来年モードにスイッチを切り替えるのはもう少し先になるのですが。
さて、ここのところイベントシーズン、イベントシーズンとしつこく書いておりますが、10月の最終日には、東京八王子市にあります「トヨタ東京自動車大学校」で行われた学園祭に、石浦君が出演させて頂きました。そこで、同校の学生さん達や一部一般のお客様を前に“トークライブ”を行いました。
壇上で、司会を務める学生さんの質問に答える形式で進められました
題名は「表では言えない!?ぶっちゃけ!トークショー!」
よくテレビのニュースなどで、大統領や首相に学生さんが記者などでは聞けないようなストレートな内容の質問をぶつけていて、苦笑しながら首相などが答えているような場面を見かけます。この日も同様に、学生さん達からのストレートな質問が石浦君に浴びせられて、言葉に詰まるような場面も見られました(笑)
私が高校生だった当時、私の通う学校に落語家の桂歌丸師匠がおいでになり、講演を聞かせて頂いた経験があります。もう20年くらい前の話ですが、それでもまだ若くて知らない事ばかりだった私の中に、その時のいくつかの言葉は残っています。
その講演を聞いて以降、私はそれまで見ていなかった『笑点』という番組を見るようになりました。同様に今回『石浦宏明』という人間を知った事によって、これまで「モータースポーツ」に興味を持っていなかった人が、興味を持ってくれればと思います。
そして、石浦君がこれまで「モータースポーツ」を通して培ってきた中で出てきた幾つかのメッセージが、学生さん達の心に少しばかりでも留まって、彼らの人生のプラスに働いてくれたなら、それはきっと「モータースポーツ」が社会に貢献出来た事の1つになると思います。
無事大役を務めた後の石浦君
ただ、「あの時の・・・何て言う人だったっけ?・・・」なんて言われないように、石浦君にはこれからもっと知名度を上げて、20年経っても皆が知っているような存在でいて欲しいと思います。20年前と変わらず、今でも多くの方に知られている歌丸師匠のように・・・
皆さんこんにちは!TDP事務局のフクです。
11月に入って、遂にF1GPも今シーズンの日程を終了し、TDPドライバーが関係するレースは、今週末のスーパーGTの最終戦と、11月22日に行われるマカオGPの2レースのみとなりました。レースに関わっていると、本当に1年があっという間に過ぎて行きます。おそらく、1年間ずっと応援して頂いている皆さんにとっても同じだと思います。
さて、それとは全く繋がりはありませんが、今週はドライバーの愛車紹介の第3弾という事で、久々登場の石浦君の愛車を紹介したいと思います。
これまでに紹介した卓人君、晃平君というヤングチーム(?)は初々しくアルテッツァに乗っていましたが、ヤングアダルト(?)の石浦君が乗っている車は、若さとラグジュアリー感を兼ね備えた『LEXUS IS250』です!まさに「若大将」のイメージにピッタリという感じですね♪
爽やかなイメージに合わせて(?)ボディカラーは
「ホワイトパールクリスタルシャイン」です
パワステ無用のごっつい上腕です
“70”は、フォーミュラトヨタ時代に在籍していた「Team Naoki」(現GTAドライビングスタンダードオブザーバーを務める服部尚貴さんが主宰する若手支援のプロジェクトです)のエースナンバーから
以前はエスティマに乗っていたこともありました
シートはお気に入りの革仕様
外観はフルノーマルです
恒例の質問です。
Q.IS250を選んだ理由は?
A.レクサスドライバーとして、レクサスに乗りたかったから。あとは、サイズ的にちょうど良かったので。
Q.この車の気に入っている所は?
A. 内装と、予想していたよりステアリングのギヤ比だったり、足回りだったりがスポーティーな所。
Q.車に求めるものとは?
A.年間で3〜4万km運転するので、運転していてストレスを感じないこと。ISだと都内での運転もサイズ的にもストレスがないし、加速したい時も十分な加速があります。
Q.今欲しい車は?
A. 『LEXUS RX』。大きい車に乗ると次に小さい車に乗りたくなって、大きいのに乗ると、小さいのに乗りたくなるので。エスティマから今の車になって、また次は大きいのがいいかなと・・・
今週末のもてぎでは、同じ『L』のエンブレムを付けたマシンで、スーパーGT最終戦に挑む石浦君。全車ノーウェイトでのガチンコ勝負となりますが、今季2勝目を挙げて最高の形でシーズンを締めくくってくれることを期待したいと思います!
【TDP情報】
国本京佑 『SUPER GT応援イベント inアムラックス』出演
11月8日(日)
タイトル獲得を目指すLEXUSチームを国本京佑と一緒に応援しましょう!現地に応援に行けない人、国本京佑に会いたい人は池袋に集合です!
イベントオフィシャルページ
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