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GT300 セパンのレースを終えて(2008年6月23日更新)

 スーパーGTの第4戦は亜熱帯マレーシアのセパンサーキット。レースをするのは初めてですが、オフシーズンテストでGT500車両に乗った経験もあるし、不安は全くありませんでした。昨年は直前に舗装したばかりの路面でタイヤへのダメージが厳しく、大荒れの展開になったそうですが、今年は再び改修されてバンピーなところもなく走りやすかったです。とはいえ今回は60kgとハンデウエイトが重くて苦戦。アンダー/オーバーステアなど車両のバランスはそれなりに採れるものの速さ、とりわけコーナーが遅くなってる印象です。おかげで予選では残念ながら上位グリッドを決定するスーパーラップに進出出来ず、(国本)京佑と13番手からの追い上げを誓いました。


 決勝日は晴れのち曇り。スタート2時間前には少量ながら雨が降る不安定なコンディションです。自分たちの車両はハード系のタイヤをチョイスしており、スタートドライバーの僕としては序盤になるべく早くタイヤを温めることと、その間に後続に抜かれないことの2点に集中してグリッドにつきました。セパンの1コーナーは小さく回りこんでいるためオープニングラップの接触に注意しなければいけないんですが、まずまずのスタートが切れ、先行車の様子を見ながら周回を開始。序盤は予想以上に周囲のペースが速かったので無理せずに先行させるなどタイヤをしっかり持たせることに注意していました。落ち着いて対処出来たのはスーパーGTにも慣れてきたのかなと思います。その後はタイヤの温存も効いて20周を過ぎるとじわじわ8位までポジションアップ。30周目にベストラップを記録するなど今回タイヤマネジメントは上手く出来ました。そして33周目にピットで京佑に交代。後半は彼が頑張って順位を守りきり、クラス9位で貴重なシリーズポイントを獲得出来たのはウエイトの重さからすれば上首尾じゃないでしょうか。これでウエイトも降りるので、次のスポーツランドSUGOが楽しみです。


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