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セントゥールのレースを終えて(2008年2月19日更新)

 残念でした、プラクティスの時から水温が上がってしまって全然走れなくて。この間も温度で問題があってその時はラジエイターだったんですが、今度はヒートエクスチェンジャー。予選はウェットとドライの(タイヤ選択の)タイミングがうまくいかなくて、まったく反対のことをしていました。ドライで走る時にウェットタイヤをつけていて、ウェットになっているときにドライタイヤで走っていたんです。いくらなんでも無理だと思ったけど。そして予選で重量計量(車の重量チェック)に2回も入れられてしまって…1セッションの間に2回なんてないですよね。出ようと思ったら赤旗になって、だからこのような残念な予選になってしまいました。


 2/16(土)の第1レースはフォーメーションの最後のコーナーで124度にまで水温があがっているんです。グリッドで止まってしまうのがわかっていたんで、グリッド上で止まってしまうよりもピットに入った方がいいと思ってピットに入りました。だから翌日の第2レースは23番手のスタート。もうこれじゃかなりきついですよね。幅が広いとは言ってもオフラインはものすごい石ころで。だからスリック(スリック・タイヤ。路面への接地面に溝が入っていないタイヤ)で始めたんです。スリックで始めた中で唯一生き残ったという感じでした。でもとにかく滑る滑る、それとあれだけSC(セイフティーカー)が入ってしまうときついですよ。ずっとジグザグ走行してタイヤを温めていたんで手が痛いです(マメが破れていました)。第2レースではおかしかった部分の部品を全て取り替えてもらえてやっとレースができる状態になってたんです。温度も問題なかったですね。あと5周まともにレースできる機会があったらもう少し上位までいきましたね。でもレースの半分以上がSCでしょう。残念ですね。

 今までやりきれない気持ちだったんで、今度のレースには期待を持っています。これからすぐに戻ってF1のテスト。バルセロナでは2日間走ります。


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