なぜなにレクチャー
想い
科学技術への興味と夢を育む科学工作教室

ものづくりに携わるトヨタが未来の子どもたちにできること。
青少年の理科離れ問題へのアプローチとして、1996年より小学生(高学年)向けの科学工作教室「科学のびっくり箱!なぜなにレクチャー」を開催しています。
子どもたちが自らの力で作り上げていく過程を大切に、どうすれば上手くいくのか?モノづくりを通じて試行錯誤することで探求心や創造性を育むSTEAM教育に取り組んでいます。
「モノづくりは人づくりから」。学びの楽しさやモノづくりの大切さを通じて新しい価値を生み出せる人材を増やしていきたいと考えています。
活動
トヨタ社員が届けるオリジナルプログラム
全国の科学館や博物館などと共催し、年間30回程度開催しています。
1996年の活動開始から、これまでに3万6千人以上の子どもたちが参加しました。
プログラムは普段クルマの研究開発や設計、デザインなどをしているトヨタ自動車の社員が専門分野の知識を活かし、独自に開発したものです。
有志の社員が講師となり、子どもたちに楽しくわかりやすく教えられるよう工夫を重ねています。

プログラム紹介
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からくり自動車
運動変換の仕組みを学ぶ
回転運動が直線運動へ変化するからくりを取り入れ、不規則な動きをするクルマを作ります。仕掛けを変えることで曲がる角度や方向が変わる仕組みを学びます。
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空力ボディ
空気抵抗と形状の関係を学ぶ
空気抵抗の少ないクルマはどのような形状がよいか、紙でクルマの模型を作り、ミニ空洞実験装置を使って抵抗数値を測り、競い合います。
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手作りハイブリッドカー
発電と回生を学ぶ
ハイブリッドカーや電気自動車に用いられている、モーターが発電機として電気を発生させ走る電力回生の仕組みを学び、その原理を活用したクルマを作ります。
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自動運転プログラミング・カー
パイソンでプログラミングの原理を学ぶ
パイソンを使用して周囲との距離を測定し、一定距離ずつ進む安全なクルマを設計。
ソースコードを直接編集することで「デジタル」や「プログラミング」の原理を学び、実践的なスキルを身につけることができます。キットはお持ち帰りできるので、自宅でもチャレンジできます。 -
お魚ロボット
魚の推進力の原理を学ぶ
お魚が水中で推進力を得るしくみを学んだ後、電磁石で尾ひれを動かしながら水中で泳ぐオリジナルのロボットを製作します。
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ホバークラフト
浮上して走る原理を学ぶ
車輪のないホバークラフトが水上や段差のある陸を抵抗なく走る仕組みを学びます。機体が浮き上がることで少ない動力でも動くことを実験を通じて体験できます。
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燃料電池自動車
究極のエコカーの仕組みを学ぶ
"CO2排出量ゼロ"エコなエネルギーとして注目されている水素で走る燃料電池自動車の技術について学びます。実験を通じて燃料電池の発電を学んだり、水素で走るラジコンカーの操縦を体験します。
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二足歩行型ロボット
重心とバランスの関係を学ぶ
歩行型のロボットを組み立て、ロボットが2本の足で歩くための基本的な構造を学びます。人間のヒザの動きを真似て上手く歩くように重心位置やバランスを調整します。
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目指せ クルマの衝撃吸収エンジニア
衝突吸収原理を学ぶ
クルマが衝突した時の衝撃を和らげるためにはどういう形状が効果的なのか、紙で作った緩衝材をクルマの模型に取り付け、実際に衝突させて波形と衝撃度合を測り、競い合います。
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自動運転ミニカーを走らせよう
スクラッチで視覚的にプログラミングを学ぶ
スクラッチを使用して壁との距離を測りながら走るミニカーを設計。スピードや停止距離などブロックを組み合わせてプログラムし、コースで走行テストします。クリアするごとに難易度の高いコースへチャレンジ!最後までゴールを目指しましょう。
※キットのお持ち帰りはできません。
からくり工作
すべての子どもたちに学びの機会を。
「いつでも」「だれでも」「自宅にあるもの」で楽しい工作を子どもたちと一緒に作りませんか。自宅でもできる工作を通じて、クルマの仕組みに興味をもってもらうと同時に、モノづくりへの関心や工夫する心を引き出します。

