Formula TOYOTA
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Formula TOYOTA解説

Formula TOYOTAマシン解説

 フォーミュラトヨタは、シャシーやエンジン、タイヤのみならず主要パーツのほとんどがワンメイクとされているレースだ。

 使用されるエンジンは、4A-GEエンジンの5バルブバージョン、直列4気筒の1,600ccである。N1レベルのファインチューンが施され、燃料供給はキャブレターによるものの吸気制限が行われていないため、最大出力は170馬力ほどにも達している。

 ミッションは指定されたHパターン4速タイプ。市販車でも6速ミッションが装着される現在では少しもの足りない感じがするが、パワーバンドをつかむにはギヤ比の選択が重要となり、その点でもセッティングの勉強ができる。また、タイヤは現在はラジアルのスリックが使用され、ブリヂストンのワンメイクとなっている。

 1990年にシリーズがスタートし、マシンはこれまで2度のモデルチェンジが行われたが、それはフォーミュラにおける当代のトレンドを取り入れつつ、より高い安全性、信頼感をドライバーに与えるための配慮である。

 2002年から使用されている現在のモデル、FT30の特徴は、従来アルミだったモノコックがカーボンに改められたこと。あわせてコクピットにサイドプロテクターの装着も義務づけられた。また、リミテッドスリップデフ(LSD)の装着を可能とし、タイヤもバイアスからラジアルに変更されている。


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