1978年10月、バン（4ドアのみ）を追加した。「スターレット　バン」は、経済性、合理性に優れた「スターレット」をベースに、多様化する商用車需要に対応するために開発したもの。積載性など小型トラック本来の機能の充実はもとより、安全性の向上、乗用車なみの居住性、静粛性の確保に配慮しているほか、トラックの「54年度（1979年度）排出ガス規制および騒音規制」にも適合している。

荷室面積はこのクラスとしては広く、最大積載量も400kg（2名乗車時）、200kg（5名乗車時）を確保している。全車とも4ドアであり、三方向からの積み降ろしを可能とした。バックドアの開閉部にコンシールドヒンジを採用したことにより、開口部のでこぼこが無く、しかも間口も大きいため、バックドアからの積み降ろしも容易とした。