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トヨタ・マスター・プレイヤーズ,ウィーン(2015年4月開催)

出演者プロフィール

トヨタ・マスター・プレイヤーズ,ウィーン

トヨタ・マスター・プレイヤーズ,ウィーン

ウィーン国立歌劇場の協力を得て、本公演のために特別に編成された世界最高水準の室内オーケストラ。
ウィーン国立歌劇場、ウィーン・フィルのメンバーを中心に、ヨーロッパで活躍するアーティスト仲間たちも加わった30名で編成されている。
[芸術監督:ペーター・シュミードル]

«コンサートマスター»

フォルクハルト・シュトイデ(首席)

«ヴァイオリン»

ミラン・セテナ
ドリアン・ジョジ
マリアン・ガスパー
シュケルツェン・ドリ
ペーター・ヴェヒター
アンドレアス・ノイフェルド
ミヒャール・マチャシチック
オレアダ・シュトイデ

«ヴィオラ»

エルマー・ランダラー
ペーター・サガイシェック
ローマン・ベルンハルト

«チェロ»

ロベルト・ナジ(首席)
フリードリッヒ・ドレシャル
エディソン・パシュコ

«コントラバス»

ヨゼフ・ニーダーハマー
ミヒャエル・ブラーデラー

«フルート»

エルヴィン・クランバウアー
マティアス・シュルツ‐アイグナー

«オーボエ»

トーマス・ヘーニガー
ステファニー・ガンシュ

«クラリネット»

ペーター・シュミードル
ペーター・ロイットナー

«ファゴット»

シュテパン・トゥルノフスキー(首席)
ベアトリクス・キス

«ホルン»

ヴォルフガング・トムベック
ヘレネ・トムベック

«トランペット»

ハンス・ペーター・シュー(首席)
ハインツ・クリストフェリッチ

«ティンパニ»

ミヒャエル・ヴラダー

=ウィーン・フィルメンバー
=ウィーン国立歌劇場メンバー

ペーター・シュミードル

ペーター・シュミードル(芸術監督・クラリネット)

オルミュッツに生まれる。祖父、父、本人と3代にわたってウィーン・フィルハーモニー管弦楽団の首席奏者を務めている。ウィーン国立音楽大学でルドルフ・イェッテル教授に師事し、1964年卒業。65年にウィーン国立歌劇場管弦楽団、68年にウィーン・フィルハーモニー管弦楽団に第1クラリネット奏者として入団、82年より第1首席奏者となる。ソリストとして、これまでウィーン・フィルハーモニー管弦楽団、パリ管弦楽団、ザルツブルク・モーツァルテウム管弦楽団、指揮者のベーム、バーンスタイン、プレヴィン、レヴァイン、ムーティ、小澤征爾の各氏等と共演。また、室内楽奏者として、新ウィーン八重奏団、ウィーン木管ゾリステンのメンバーを務めている。84年ザルツブルク功労金勲章を、91年オーストリア芸術名誉十字勲章をそれぞれ受章。音楽教育家としても名高く、ヨーロッパだけでなく、日本においても数多くのマスタークラス(草津夏期国際音楽アカデミー、パシフィック・ミュージック・フェスティバル-PMF)を開催し、後進の指導に貢献している。

フォルクハルト・シュトイデ

フォルクハルト・シュトイデ(コンサートマスター・ヴァイオリン)

1971年ライプツィヒに生まれ、5歳よりヴァイオリンを始める。88年ベルリンのハンス・アイスラー音楽大学に入学、ヨアヒム・ショルツ、ヴェルナー・ショルツ両教授に師事。大学在学中、エスタ国際ヴァイオリン・コンクール第4位入賞、シュポア国際ヴァイオリン・コンクールにて特別賞を受賞する他、グスタフ・マーラー・ユース管弦楽団の第1コンサートマスターを務める等、オーケストラ奏者としても活躍。94年同大学卒業と同時にウィーンに留学、元ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団奏者であるアルフレド・スター教授に師事。同年コンサートマスターとしてウィーン国立歌劇場管弦楽団に入団、98年ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団に入団、99年よりコンサートマスターを務めている。2002年には自らが主宰するシュトイデ弦楽四重奏団を結成する等、ソロや室内楽の多方面で活躍している。

ハンス・ペーター・シュー

ハンス・ペーター・シュー(トランペット)

1956年生まれ。グラーツ音楽芸術大学オーパーシュッフェン分校でトランペットを専攻。卒業後、さらにウィーン国立音楽大学で研鑽を積み、H.ヴォビッシュ教授に師事。75年全国青年音楽コンクールにて第1位入賞。76~78年にはリンツ・ブルックナー・オーケストラの首席奏者を務め、78年ウィーン国立歌劇場管弦楽団およびウィーン・フィルハーモニー管弦楽団に入団、93年首席奏者に就任。同楽団のソリストとして、Z.メータ、R.ムーティの各氏等の指揮者と世界各地で協演。オーケストラ活動の他アンサンブル11、ウィーン・ヴィルトゥオーゼン、ウィーン・トランペットコアー、アンサンブル・トランペット&ストリングス・ウィーン、ウィーン・ホーフブルク・カペレのメンバーを務める等、ソリスト、室内楽奏者として国内外の多くの演奏会に出演。91年よりグラーツ音楽芸術大学分校の教授を務める他、PMFや草津夏期国際音楽アカデミー、アッターガウ音楽祭等で後進の指導にあたる。

エルヴィン・クランバウアー

エルヴィン・クランバウアー(フルート)

9歳よりリンツのブルックナー音楽院(現ブルックナー大学)にてフルートとピアノを始め、その後ウィーン国立音楽大学にてヴォルフガング・シュルツ氏に師事、1991年最優秀の成績で卒業。学生時代よりグスタフ・マーラー・ユース管弦楽団、EUユースオーケストラ、カメラータ・ザルツブルク等の首席奏者を歴任し、92年オーストリア連邦劇場管弦楽団に入団。93年よりウィーン放送交響楽団のソロ・フルート奏者に就任し、数多くのテレビ、ラジオの収録やCDの録音を積極的に行っている。ソリストとしてヨーロッパ及びアメリカ、ロシア、中国、日本、韓国等世界各地で演奏活動を行う他、室内楽奏者としても活躍し、アンサンブル・コントラプンクト、ウィーン放送交響楽団木管五重奏団等のメンバーを務める。また世界各地でワークショップやマスタークラスを開催しており、ウィーン国立芸術大学やウィーン音楽院で教鞭を執る。2008年10月グラーツ音楽大学教授に就任、現在ウィーン交響楽団ソロ・フルート奏者を務める。

下野竜也

下野竜也(指揮)

1969年鹿児島生まれ。2000年東京国際音楽コンクール(指揮)優勝と齋藤秀雄賞受賞、01年ブザンソン国際指揮者コンクールの優勝で一躍脚光を浴びる。国内の主要オーケストラに定期的に招かれる一方、ローマ・サンタ・チェチーリア管、チェコフィルハーモニー管、シュツットガルト放送響、ロワール管、南西ドイツフィル、シリコンバレー響をはじめとした国際舞台での活躍が目覚ましい。06年に読売日本交響楽団の初代正指揮者に迎えられ、13年4月からは、同団の首席客演指揮者を務めている。その間、11年には広島ウインドオーケストラ音楽監督に就任。更に14年4月からは、京都市交響楽団常任客演指揮者に就任。霧島国際音楽祭、サイトウ・キネン・フェスティバル松本をはじめ、数多くの音楽祭にも参加。近年はオペラの分野でも新国立劇場、日生劇場、二期会をはじめとした注目の公演で指揮を務めている。上野学園大学音楽学部教授。

オフィシャルWEBサイト http://www.tatsuyashimono.com/

安藤赴美子

安藤赴美子(ソプラノ)

札幌市出身。国立音楽大学声楽学科卒業、同大学院声楽専攻(オペラ)修了。新国立劇場オペラ研修所第3期生修了。文化庁派遣芸術家在外派遣員としてイタリア留学後、ロームミュージックファンデーション在外研究生として再度渡伊し研修を積む。P.モリナーリ、S.ベルトッキ、田中久子の各氏等に師事。2007年サイトウ・キネン・フェスティバル松本で小澤征爾氏指揮の「スペードの女王」クロエを好演、その後もあいちトリエンナーレプロデュースオペラ「蝶々夫人」タイトルロール、東京二期会「ドン・カルロ」エリザベッタと精力的に出演を続ける。コンサートにおいても11年S.スクロヴァチェフスキ氏指揮NHK交響楽団「第九」のソリスト、13年10月にはヴェルディ生誕200年を記念した東京・春・音楽祭の特別公演でR.ムーティ氏と共演する等、若手ながら既に有数のキャリアを築き、次世代を担うソプラノとして大きな期待が寄せられている。

プロフィール https://www.japanarts.co.jp/artist/FumikoANDO
ブログ http://fumikoando.cocolog-nifty.com/

菊池洋子

菊池洋子(ピアノ)

2002年第8回モーツァルト国際コンクールにおいて日本人として初めて優勝して一躍注目を集めた。その後、03年にザルツブルク音楽祭のモーツァルト・マチネに出演する等国内外で活発に活動を展開し、いまや実力・人気ともに日本を代表するピアニストの一人である。09年には、モーツァルトのピアノ・ソナタ全曲をフォルテピアノとモダンピアノを用いて演奏するといった意欲的な企画に取り組み好評を得た。10年にはチューリヒでのリサイタルや、11年にシュレスヴィヒ=ホルシュタイン音楽祭やパレルモ音楽祭への参加等で絶賛を博した。最近では、バレエ公演にも出演し、世界的バレエダンサー ディアナ・ヴィシニョーワ氏や吉田都氏他と共演している。CD録音も活発に行い、最新盤は小品集「ロマンティック・アンコール」(エイベックス・クラシックス)。第1回上毛芸術文化賞(音楽部門)受賞。07年第17回出光音楽賞受賞。

オフィシャルサイト http://www.yokokikuchipf.com/

名古屋フィルハーモニー交響楽団

名古屋フィルハーモニー交響楽団

1966年結成。“名フィル”の愛称で親しまれ、東海地方を代表するオーケストラとして地域の音楽界をリードし続けており、2016年度には楽団創立50周年を迎える。海外でも88年のヨーロッパ2カ国ツアーをはじめ、00年と06年のアジア各国でのツアー等、これまでに計4回の海外ツアーを実施しており、特に04年の「プラハの春」国際音楽祭からの正式招待を受けたヨーロッパ3カ国ツアーは大成功を収めた。シーズンごとにテーマを設け、意欲的な内容で回を重ねている「定期演奏会」をはじめ、親しみやすい「市民会館名曲シリーズ」や障がいのある方を対象とした「福祉コンサート」等、マーティン・ブラビンズ氏(常任指揮者)、円光寺雅彦氏(正指揮者)、川瀬賢太郎氏(指揮者)の指揮者体制で、バラエティに富んだ年間約120回の演奏会を行っている。「トヨタ・マスター・プレイヤーズ,ウィーン」との合同公演は、00年の初共演以来、今回が13回目で同楽団との深い交友関係を築いている。

オフィシャルWEBサイト http://www.nagoya-phil.or.jp/