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トヨタ・マスター・プレイヤーズ,ウィーン(2016年3月開催)

出演者プロフィール

トヨタ・マスター・プレイヤーズ,ウィーン

トヨタ・マスター・プレイヤーズ,ウィーン

ウィーン国立歌劇場の協力を得て、本公演のために特別に編成された世界最高水準の室内オーケストラ。
ウィーン国立歌劇場、ウィーン・フィルのメンバーを中心に、ヨーロッパで活躍するアーティスト仲間たちも加わった30名で編成されている。
[芸術監督:ペーター・シュミードル]

«コンサートマスター»

フォルクハルト・シュトイデ(首席)

«ヴァイオリン»

ミラン・セテナ
ドリアン・ジョジ
マリアン・ガスパー
シュケルツェン・ドリ
ペーター・ヴェヒター
アンドレアス・ノイフェルド
ミヒャール・マチャシチック
オレアダ・シュトイデ

«ヴィオラ»

エルマー・ランダラー
ペーター・サガイシェック
ローマン・ベルンハルト

«チェロ»

ロベルト・ナジ(首席)
エディソン・パシュコ
エリック・ウメンホッファー

«コントラバス»

ヨゼフ・ニーダーハマー
ミヒャエル・ブラーデラー

«フルート»

エルヴィン・クランバウアー
マティアス・シュルツ‐アイグナー

«オーボエ»

ヘルベルト・マデルターナー
ベルンハルト・ハインリヒス

«クラリネット»

ペーター・シュミードル
ペーター・ロイットナー

«ファゴット»

シュテパン・トゥルノフスキー(首席)
ベアトリクス・キス○

«ホルン»

ヴォルフガング・トムベック
ヤン・ヤンコヴィッチ

«トランペット»

ハンス・ペーター・シュー(首席)
ハインツ・クリストフェリッチ

«ティンパニ»

ミヒャエル・ヴラダー

=ウィーン・フィルメンバー
=ウィーン国立歌劇場メンバー

ペーター・シュミードル

ペーター・シュミードル(芸術監督・クラリネット)

オルミュッツに生まれる。祖父、父、本人と3代にわたってウィーン・フィルハーモニー管弦楽団の首席奏者を務めている。ウィーン国立音楽大学でルドルフ・イェッテル教授に師事し、1964年卒業。65年にウィーン国立歌劇場管弦楽団、68年にウィーン・フィルハーモニー管弦楽団に第1クラリネット奏者として入団、82年より第1首席奏者となる。ソリストとして、これまでウィーン・フィルハーモニー管弦楽団、パリ管弦楽団、ザルツブルク・モーツァルテウム管弦楽団、指揮者のベーム、バーンスタイン、プレヴィン、レヴァイン、ムーティ、小澤征爾の各氏等と共演。また、室内楽奏者として、新ウィーン八重奏団、ウィーン木管ゾリステンのメンバーを務めている。84年ザルツブルク功労金勲章を、91年オーストリア芸術名誉十字勲章をそれぞれ受章。音楽教育家としても名高く、ヨーロッパだけでなく、日本においても数多くのマスタークラスを開催し、後進の指導に貢献している。

フォルクハルト・シュトイデ

フォルクハルト・シュトイデ(コンサートマスター・ヴァイオリン)

1971年ライプツィヒに生まれ、5歳よりヴァイオリンを始める。88年ベルリンのハンス・アイスラー音楽大学に入学、ヨアヒム・ショルツ、ヴェルナー・ショルツ両教授に師事。大学在学中、エスタ国際ヴァイオリン・コンクール第4位入賞、シュポア国際ヴァイオリン・コンクールにて特別賞を受賞する他、グスタフ・マーラー・ユース管弦楽団の第1コンサートマスターを務める等、オーケストラ奏者としても活躍。94年同大学卒業と同時にウィーンに留学、元ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団奏者であるアルフレド・スター教授に師事。同年コンサートマスターとしてウィーン国立歌劇場管弦楽団に入団、98年ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団に入団、99年よりコンサートマスターを務めている。2002年には自らが主宰するシュトイデ弦楽四重奏団を結成する等、ソロや室内楽の多方面で活躍している。

下野竜也

下野竜也(指揮)

1969年鹿児島生まれ。2000年東京国際音楽コンクール(指揮)優勝と齋藤秀雄賞受賞、01年ブザンソン国際指揮者コンクールの優勝で一躍脚光を浴びる。国内の主要オーケストラに定期的に招かれる一方、ローマ・サンタ・チェチーリア管、チェコフィルハーモニー管、シュツットガルト放送響、ロワール管、南西ドイツフィル、シリコンバレー響をはじめとした国際舞台での活躍が目覚ましい。06年に読売日本交響楽団の初代正指揮者に迎えられ、13年4月からは、同団の首席客演指揮者を務めている。その間、11年には広島ウインドオーケストラ音楽監督に就任。 更に14年4月からは、京都市交響楽団常任客演指揮者に就任。霧島国際音楽祭、サイトウ・キネン・フェスティバル松本をはじめ、数多くの音楽祭にも参加。近年はオペラの分野でも新国立劇場、日生劇場、二期会をはじめとした注目の公演で指揮を務めている。上野学園大学音楽学部教授。

小山実稚恵

小山実稚恵(ピアノ)

人気・実力ともに日本を代表するピアニスト。2015年にデビュー30周年を迎える。チャイコフスキー、ショパンの二大国際コンクールに入賞以来、常に第一線で活躍し続けている。15年は、30周年の記念公演として、東京における2回の協奏曲演奏会を行い、日本各地で数多くの記念公演を行う。06年から年2回ずつ"12年間・24回リサイタル・シリーズ"を開始。現在全国6都市で進行中。11年の東日本大震災以降、東北出身ということもあり被災地の学校や公共施設等で演奏を行っている。さらに、15年夏には被災地の子供たちに夢を持って欲しいと自ら企画立案し、ゼネラル・プロデューサーを務めるプロジェクトが、仙台においてスタートした。最新CDは、ソニーからリリースした28枚目の『シューベルト:即興曲集』。前作『ヴォカリーズ』、『シャコンヌ』に続き、3作連続で「レコード芸術」の特選盤に選ばれる。05年度文化庁芸術祭音楽部門大賞、13年度東燃ゼネラル音楽賞洋楽部門本賞、レコード・アカデミー賞器楽曲部門を『シャコンヌ』で受賞。

小林美樹

小林美樹(ヴァイオリン)

2011年10月、5年に一度ポーランドで行われる第14回ヴィエニャフスキ国際ヴァイオリンコンクールにて第2位を受賞して一躍注目を集めた新進気鋭のヴァイオリニスト。これまで、ポーランドでマキシム・ヴェンゲーロフ氏指揮による演奏会、ヴロツワフ州立管、ポメラニアン・フィルに招かれ、国内主要オーケストラともたびたび共演している。また、13年に東京で本格デビューリサイタルを果たして以来、各地でリサイタルを行っている他、宮崎国際音楽祭や鎌倉芸術館ゾリステン等においては室内楽にも精力的な活動を展開している。11年にはCDデビューを果たし、「レコード芸術」誌の推薦盤に選ばれ、15年秋、3枚目のCDをリリースする予定。14年第24回出光音楽賞を受賞。ヴァイオリンを石塚千恵、徳永二男の両氏に、室内楽を東京クァルテット、原田幸一郎、毛利伯郎、岩崎洸の各氏に師事。10年より明治安田クオリティオブライフより奨学金を得てウィーン私立音楽大学に入学し、パヴェル・ヴェルニコフ氏に師事している。

山本貴志

山本貴志(ピアノ)

1983年長野県生まれ。2002年桐朋女子高等学校音楽科(男女共学)を首席で卒業後、ソリストディプロマコースに在籍。03年より5年間ワルシャワ・ショパン音楽アカデミーに在学。04年第56回プラハの春国際音楽コンクール第3位入賞及び最年少ファイナリストに贈られる“ヴァレンティーナ・カメニコヴァー”特別賞を受賞。第6回パデレフスキ国際ピアノコンクール第5位。04年度文化庁新進芸術家海外留学研修員。05年第4回ザイラー国際ピアノコンクールにおいて満場一致で優勝およびショパン作品最優秀演奏賞受賞。同年、第15回ショパン国際ピアノコンクール第4位入賞。アメリカ・ソルトレークシティでの第14回ジーナ・バッカウアー国際ピアノコンクール第2位入賞。第33回日本ショパン協会賞を受賞。08年ショパン音楽アカデミーを首席で卒業。これまでに大島正泰、玉置善己、ピオトル・パレチニの各氏に師事。現在はリサイタル、オーケストラとの共演の他、室内楽も精力的に取り組んでいる。avex-CLASSICS よりショパン:ワルツ集とノクターン集をリリース。14年秋よりポーランドに在住。

名古屋フィルハーモニー交響楽団

名古屋フィルハーモニー交響楽団

“名フィル”の愛称で親しまれ、東海地方を代表するオーケストラとして地域の音楽界をリードし続けている。1988年に初の海外公演として実施したヨーロッパ2カ国ツアーを皮切りに、これまでに4回の海外ツアーを実施し、いずれも各地で大成功を収めている。現在、マーティン・ブラビンズ氏(常任指揮者)、円光寺雅彦氏(正指揮者)、川瀬賢太郎氏(指揮者)の指揮者体制で、「定期演奏会」をはじめ、「市民会館名曲シリーズ」や障がいのある方を対象とした「福祉コンサート」等、バラエティに富んだ年間約120回の演奏会を行っている。2014年にはコンポーザー・イン・レジデンスに藤倉大氏が就任。16年には創立50周年を記念した様々な演奏会を予定するとともに、同年4月からは新たに小泉和裕氏が音楽監督に就任する。「トヨタ・マスター・プレイヤーズ,ウィーン」との合同公演は今回で14回目を迎え、同楽団との深い交友関係を築いている。

オフィシャルWEBサイト http://www.nagoya-phil.or.jp/