今、車中泊避難が必要な方へ

災害によるクルマでの避難生活はエコノミークラス症候群や
熱中症、一酸化炭素中毒など健康被害を伴いやすく、大変危険です。
やむをえず、クルマ避難する場合は以下の内容をご参考に安全にお過ごしください。
安全な避難先が整いましたら1日でも早く避難先を変更することをお勧めしています。

レジャーにおける車中泊でも車中泊避難と同様、以下の内容をご参考にしてください。

※災害によっては、避難環境が異なりますのでご注意ください。

車中泊避難では
身体的リスクに備えてください

1分でわかる!車中泊避難のポイント

動画を見る

エコノミークラス症候群の
予防が大切

食事や水分を十分に取らない状態で、車などの座席に長時間座っていて足を動かさないと、血行不良が起こり血液が固まりやすくなります。その結果、血の固まり(血栓)が血管の中を流れ、肺に詰まって肺塞栓などを誘発する恐れがあります。

症状チェック被災前と比べて みましょう!

1つでも該当する場合は
救護所に行ってください。
  • 片側の足がひどくむくんで痛い、またはひどくむくんで発赤している。

  • 片側の足に痛みがある。
    (運動していないのに筋肉痛のような痛み)

  • 息苦しい、呼吸が早い、 駆け足をした時のような息切れ感がある。
    唇の色が悪い。

リスクチェック 注意

該当数が多いほど注意が必要です。

※過去の傾向を項目化しておりますので、災害の避難状況・環境によって異なる場合があります。

  • 車で足を下ろして4 時間以上座っている、寝ている。

  • トイレを我慢することが多い。

  • 足が少しむくんでいる。

  • 水分不足である。
    日中の水分、食事が6時間以上とれていない[水分なら半日で500ml]、汗をたくさんかいた、下痢や嘔吐が続いている、唇や手足がカサカサしている

  • 現在、足にケガ(打撲を含む)・骨折・やけどを負っている。
    または3カ月以内に手術を受けた。

  • 被災前から治療中である。
    抗がん剤服用、高血圧症、脂質異常症、糖尿病、心臓病、腎臓病、医師より血栓が出来やすいと説明を受けているなど

  • 感染症にかかっている。
    インフルエンザ、新型コロナウィルス感染症[COVID‑19]、ノロウィルス など

  • 過去にエコノミークラス症候群と診断されたことがある。

  • 女性である。
    ※日本の災害後では男性よりも女性のが1.5倍程度多く発症した結果に基づいています

  • 妊娠中、または出産後2カ月以内である。

  • ピルまたは女性ホルモン剤を服用している。

エコノミークラス症候群は無症状で突然命に関わる場合もありますので、
何よりも予防対策が大切です。

エコノミークラス症候群リスクチェックシート

予防のために心がける
8つの良いこと

1.4,5時間ごとに歩く 2.かかとの上げ下ろし運動をしたりふくらはぎを軽くもんだりする  3.ときどき、軽い体操やストレッチ運動を行う 4.十分にこまめに水分を取る 5.眠るときは足をあげる 6.アルコールを控える。できれば禁煙する 7.ゆったりとした服装をし、ベルトをきつく締めない 8.着圧ソックスの着用

やってみましょう!足の運動

1.足の指でグーをつくる 足の指をひらく 2.足を上下につま先立ちする 3.つま先を引き上げる 4.ひざを両手で抱え、足の力を抜いて足首を回す 5.ふくらはぎを軽くもむ

厚生労働省「エコノミークラス症候群の予防のために」をもとに作成

エコノミークラス症候群
リスクチェックシート

シートアレンジで
エコノミークラス症候群予防

スペースを活用して
足を下ろさず休もう

シートをできるだけフラットにすることで、エコノミークラス症候群予防し、車内を安全に過ごしやすくしましょう。

基本の3パターンとそのポイントを紹介

運転時は安全のため、シートアレンジは元に戻してください。

車中泊避難時に
役立つグッズ

まずは車内にある
備品を活用して

クルマに載っている物や自宅から持ち出して、活用しましょう。

運転時には安全のため、グッズは元に戻すようにしてください。

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