マリンエンジン
エンジンの出力向上のために、M1KD-VHでは、燃焼室、ターボ、インタークーラーを最適化することで、必要な空気量を確保。さらに、インジェクターの変更により、燃料噴射量も増やすと共に、噴射パターンを最適化することで高出力を実現しつつ、低燃費、低振動、低騒音のパワーユニットです。
TOYOTA M1KD‐VH(ディーゼル)
- ■シリンダー配列・数
- : 直列・4気筒
- ■内径×行程(mm)
- : 96×103
- ■排気量(cc)
- : 2,982
- ■最高出力〔kW(PS)〕
- : 191(260)
- ■最大コモンレール圧力
- : 200MPa
- ■弁機構
- : DOHC 4弁ベルト&ギア駆動
- ■過給方式
- : ターボチャージャー
- ■使用燃料
- : 軽油
コモンレールシステム
燃料を供給するサプライポンプにより高圧燃料をコモンレールに蓄え、電子制御インジェクターで燃料を噴射するシステムです。エンジンの状態を各種センサーで検出、燃料の噴射時期や噴射量、噴射圧、噴射回数をコンピューターが制御し、エンジンの燃焼を常に最適化することで“クリーン・高出力・低燃費・低騒音”を実現。また始動時や加速時の黒煙・白煙の発生も大幅に低減しています。
アルミハル
アルミハルの素材として使用しているのは、数あるアルミ合金の中でも特に高い強度を誇るA5083です。これは、アルミに約4.5%のマグネシウムなどを含んだ合金で、もともとアルミの表面は酸化皮膜で保護されているため錆に強い性質がありますが、そこに化学成分を添加することで、アルミの耐食性と強度を格段に向上させています。この優れた素材を使用することで、波からの衝撃や振動、ノイズをいち早く吸収し、快適なクルージングを実現しています。
波への恐怖心さえ吸収する高剛性アルミフレーム構造。
トヨタマリンで採用しているアルミフレーム構造のハルは、衝撃シミュレーション解析や数々の実験から得られたデータをフィードバックし、キール、チャイン、ビーム等の部材ひとつひとつを最適に設計。波からの衝撃荷重を吸収しつつ、ハル骨格(フレーム)全体に効果的に分散させることで、振動の減衰を早め、安定感のある乗り心地を可能にしています。
ウォータージェットカットによる高精度加工を実現。
0.1mmの精度で加工可能なウォータージェットにより、カットされたアルミは、溶接する際にも、ひずみがより抑えられ、従来のアルミハルと比べて、さらなる高機能を実現しています。
匠により組み立てられた強く、美しいアルミハル。
溶接職人の熟練の技により、強く、美しく組み立てられたアルミハルは、ハル全体のゆがみや、たわみを最小限に抑え、より快適な乗り心地を生み出しています。
除湿機能付きマリンエアコン ナノイー X(Zグレード 標準装備)
自動車で培った技術を応用し、プレジャーボートの常識を超えた高い除湿(曇り取り)機能により、窓ガラスの曇りを抑え、クリアな視界を確保し、快適で安全なマリンライフをお楽しみいただけます。
また、エアコン吹き出し口から放出されるナノイーXにより、室内を爽やかな空気環境に導きます。
- ※nanoe(ナノイー)=nano-technology+electric最先端のテクノロジーから生まれた“水につつまれている電気を帯びたイオン”のこと。
- ※nanoe、ナノイーおよびnanoeマークは、パナソニック ホールディングス株式会社の商標です。
- ※使用環境によってはナノイーの効果が十分に得られない場合があります。
清水シャワー ウルトラファインバブル機能付(Zグレード 標準装備)
清水シャワーは、シャワーヘッドが伸縮ができ、汚れ落しなど、いろいろな用途にお使いいただけます。また、超微細気泡により優れた洗浄効果を発揮するウルトラファインバブル機能をZグレードに標準装備しています。
アンチ・ローリング・ジャイロ (オプション)
アンチ・ローリング・ジャイロは、ボートの横揺れに対して停泊時の姿勢変化を最小限に低減します。不快に感じられるボートの挙動を抑え危険、疲労や船酔いを軽減し、より高次元の快適性と安全性を実現しています。
オートフラップ (パッケージオプション)
上級者でも容易ではないフラップ操作を自動化した船体制御システムです。各種センサーがボートの姿勢を感知し、ボートを常に最適な姿勢に制御すると共に、波あたりによる衝撃を和らげます。
トヨタ ドライブ アシスト (TDA)(オプション)
難しい離着岸操作が、安全で簡単に行なえる操船支援システムです。
トヨタドライブアシストは、マリーナ内での風向きを読みながらの難しい離着岸を、安全でスムーズに行うことができる操船支援システムです。ジョイスティックを操作するだけで難しい後進や全方向の平行移動などが安全に行えます。バウスラスターの回転数制御技術でバッテリーの消費電力を抑え、ストレスのない離着岸が可能。また、ジョイスティックを倒す量や回す量により、微妙な速度調節も思いのままです。
細かな操作が可能なジョイスティックにより、自動車の車庫入れをするような感覚でボートの着岸が行えます。
ジョイスティックを横または斜めに倒すことで、船首の向きを変えることなくボートの平行移動がスムーズに行えます。
ジョイスティックのノブを回すことで、ボートの中心を軸に左右360°回転させることが可能です。
トヨタ バーチャル アンカー システム (TVAS)(オプション)
新たな海の歓びを実現する、世界に誇るトヨタの制御技術。
自動制御で船体の位置や方向を保持する操船支援システムです。
トヨタ バーチャルアンカーシステムは、コンピューターが位置、風、潮流を判断し、自動制御により、船体の位置や方向を保持する操船支援システムです。
5つのモードをワンタッチで切り替えることができ、各シチュエーションで快適なマリンレジャーを楽しめます。
- ※強風などの海象条件によって、位置や方位を保持できない場合があります。
1. バーチャル スパンカー モード
船首が常に風上に向くように自動で制御。流される方向や速度をコントロールできるため、流し釣りが快適に楽しめます。
2. バーチャル コンパス モード
風向きや潮流に関係なく、指定した方向に船首を保持することができます。流される方向や速度をコントロールすることも可能です。
3. バーチャル アンカー モードB
GPSにより船体位置を検出し、コンピューター制御により、船首を風や潮流の方向へ向け、一定の位置に船体を保持します。風や潮流が変化しても、船首方向を自動で調整します。その結果、エンジンの回転数をムダに上げることなく、低推力、低燃費、低騒音で船体の位置を保ち続けます。
4. バーチャル アンカー モードS
バーチャル アンカー モードBと同様のコンピューター制御により、船尾を風や潮流の方向へ向け、一定の位置に船体を保持します。風や潮流が変化しても、船尾方向を自動で調整します。
5. バーチャル アンカー モードC
向けたい船首方向と位置をセットすると、風向きや潮流に関係なく、設定した位置と船首方向を保持することができます。
- ※TDA、TVASの両方を搭載した場合のみとなります。
ご注意 :
トヨタバーチャルアンカーシステム作動中は操船状態です。必ず周囲の安全をご確認ください。 また、ボート周辺は非常に危険ですので遊泳は行わないで下さい。
トヨタ ドッキング サポート (TDS)(オプション) 紹介動画はこちら >
離着岸をより安心に。よりラクに。
安心で正確な離着岸が行なえる操船支援システムです。
トヨタ ドッキング サポートは、帰着する場所のGPS位置情報を登録し、港内での離岸、着岸操船をアシストする操船支援システムです。
一人では難しい桟橋係留の着岸操船などをコンピューター制御によるアシストで、経験に関係なく安心でスムーズに行えるようになりました。
- ※TDA、TVASの両方を搭載した場合のみとなります。
- ※障害物検知や自動運転するものではございません。周囲の安全を確認しながらご使用ください。
- ※強風などの海象条件によって登録地点への着岸や平行移動できない場合があります。
■ DOCKING ASSIST ドッキング アシスト モード

出港前に帰着する場所のGPS位置情報を事前に登録します。位置情報は、複数事前登録ができます。

帰港時にタッチパネルの操作のみでGPS位置情報を事前登録された場所へ着岸をサポートします。
■ SIDE SLIDE サイド スライド モード

タッチパネルの操作のみで、風や潮流の影響をコンピューターが判断し係留位置での停船と、真横へ平行移動ができ、落ち着いた乗下船と離着岸作業が行えます。
- ※イラストはイメージとなります。実際の船の動きとは異なります。
- ※写真・動画には撮影用小物、オプションパーツ等を含むことがあります。
- ※商品の色は撮影、表示する画面の関係で実際の色と異なって見えることがあります。