トヨタ ドッキング サポート (TDS) 紹介動画はこちら >
離着岸をより安心に。よりラクに。
安心で正確な離着岸が行なえる操船支援システムです。
トヨタ ドッキング サポートは、帰着する場所のGPS位置情報を登録し、港内での離岸、着岸操船をアシストする操船支援システムです。
一人では難しい桟橋係留の着岸操船などをコンピューター制御によるアシストで、経験に関係なく安心でスムーズに行えるようになりました。
- ※TDA、TVASの両方を搭載した場合のみとなります。
- ※障害物検知や自動運転するものではございません。周囲の安全を確認しながらご使用ください。
- ※強風などの海象条件によって登録地点への着岸や平行移動できない場合があります。
■ DOCKING ASSIST ドッキング アシスト モード
出港前に帰着する場所のGPS位置情報を事前に登録します。位置情報は、複数事前登録ができます。
帰港時にタッチパネルの操作のみでGPS位置情報を事前登録された場所へ着岸をサポートします。
■ SIDE SLIDE サイド スライド モード
タッチパネルの操作のみで、風や潮流の影響をコンピューターが判断し係留位置での停船と、真横へ平行移動ができ、落ち着いた乗下船と離着岸作業が行えます。
- ※イラストはイメージとなります。実際の船の動きとは異なります。
トヨタ バーチャル アンカー システム (TVAS)
新たな海の歓びを実現する、世界に誇るトヨタの制御技術。
自動制御で船体の位置や方向を保持する操船支援システムです。
トヨタ バーチャルアンカーシステムは、コンピューターが位置、風、潮流を判断し、自動制御により、船体の位置や方向を保持する操船支援システムです。
5つのモードをワンタッチで切り替えることができ、各シチュエーションで快適なマリンレジャーを楽しめます。
- ※強風などの海象条件によって、位置や方位を保持できない場合があります。
1. バーチャル スパンカー モード
船首が常に風上に向くように自動で制御。流される方向や速度をコントロールできるため、流し釣りが快適に楽しめます。
2. バーチャル コンパス モード
風向きや潮流に関係なく、指定した方向に船首を保持することができます。流される方向や速度をコントロールすることも可能です。
3. バーチャル アンカー モードB
GPSにより船体位置を検出し、コンピューター制御により、船首を風や潮流の方向へ向け、一定の位置に船体を保持します。風や潮流が変化しても、船首方向を自動で調整します。その結果、エンジンの回転数をムダに上げることなく、低推力、低燃費、低騒音で船体の位置を保ち続けます。
4. バーチャル アンカー モードS
バーチャル アンカー モードBと同様のコンピューター制御により、船尾を風や潮流の方向へ向け、一定の位置に船体を保持します。風や潮流が変化しても、船尾方向を自動で調整します。
5. バーチャル アンカー モードC
向けたい船首方向と位置をセットすると、風向きや潮流に関係なく、設定した位置と船首方向を保持することができます。
- ※TDA、TVASの両方を搭載した場合のみとなります。
ご注意 :
トヨタバーチャルアンカーシステム作動中は操船状態です。必ず周囲の安全をご確認ください。 また、ボート周辺は非常に危険ですので遊泳は行わないで下さい。
トヨタ ドライブ アシスト (TDA)
ジョイスティックを操作するだけでインボード艇の後進や全方向の平行移動などができる画期的なシステムで、マリーナ内での風向きを読みながらの難しい離着岸を、安全でスムーズに行うことができます。バウスラスターと2つのプロペラを絶妙なバランスで電子制御することにより、これまでにない自由な動きを実現。また、ジョイスティックを倒す量や回す量により、微妙な速度調整も思いのままです。バウスラスター単独での操作も可能です。
ジョイスティックを前に倒すとボートは前方に、後ろに倒すと後方に進みます。自動車の車庫入れのような感覚で着岸が可能です。
ジョイスティックを真横に倒すと、ボートは真横に平行移動します。
ジョイスティックを斜めに倒すと、船首の向きを変えることなくボートは倒した方向に平行移動できるため、着岸がスムーズに行えます。
ボートを回転したい方向にジョイスティックのノブを回します。両サイドのプロペラが互いに逆方向に作動することで、艇の中心を軸に360°回転させることが可能です。
マリンエンジン
国産プレジャーボート用として初のV8・コモンレール ディーゼルエンジン。
高出力・低燃費
コモンレールシステムやDOHC4バルブの採用、圧縮比の最適化などにより、ハイパワーと低燃費を高次元で両立させています。
静粛性の向上
V型8気筒と高精度の燃料噴射制御により、低振動・低騒音を実現しています。
軽量・コンパクト
DOHC4弁対応アルミヘッドの採用と、熱交換機・インタークーラーの搭載位置の最適化により、徹底した軽量・コンパクト化を図っています。
- ■シリンダー配列・数
- : V型・8気筒
- ■内径×行程(mm)
- : 86×96
- ■排気量(cc)
- : 4,461
- ■最高出力〔kW(PS)〕
- : 272(370)
- ■最大コモンレール圧力
- : 180MPa
- ■弁機構
- : DOHC 4弁チェーン&ギア駆動
- ■過給方式
- : ターボチャージャー(ツイン)
- ■使用燃料
- : 軽油
コモンレールシステム
コモンレールシステムは、燃料を供給するサプライポンプにより高圧燃料をコモンレールに蓄え、電磁式インジェクターで燃料を噴射するシステムです。エンジンの状態を各種センサーで検出、燃料の噴射時期や噴射量をコンピューター制御してエンジンを理想の状態で運転し、始動時や加速時の黒煙・白煙の発生も大幅に低減しています。
アルミハル
航空機や新幹線などに使われている、高強度アルミ合金。
アルミハルの素材として使用しているのは、数あるアルミ合金の中でも特に高い強度を誇るA5083です。これは、アルミに約4.5%のマグネシウムなどを含んだ合金で、もともとアルミの表面は酸化皮膜で保護されているため錆に強い性質がありますが、そこに化学成分を添加することで、アルミの耐食性と強度を格段に向上しています。この優れた素材を使用することで、波からの衝撃や振動、ノイズをいち早く吸収し、快適なクルージングを実現しています。
波への恐怖心さえ吸収する高剛性アルミフレーム構造。
トヨタマリンで採用しているアルミフレーム構造のハルは、波からの衝撃荷重をできるだけ吸収しつつ、ハル骨格(フレーム)全体に効果的に分散させ、ハル全体のゆがみやたわみを最小限に抑えるものです。そのために、キール、チャイン、ビーム等の部材ひとつひとつを最適に配置しました。
さらに衝撃シミュレーション解析や数々の実験から得られたデータをフィードバックすることで、FRPに比べて衝撃が分散され、かつ振動が早く減衰することで安心感のある快適な乗り心地を生み出します。
匠により組み立てられた強く、美しいアルミハル。
溶接職人の熟練の技により、強く、美しく組み立てられたアルミハルは、ハル全体のゆがみや、たわみを最小限に抑え、より快適な乗り心地を生み出しています。
優れた衝撃吸収性。
凌波性に優れたアルミハルは、波の衝撃を受けてもハル全体で受け止めて吸収します。これにより、波の衝撃が極めて短時間で低減するため、人に伝わる衝撃や振動が少なく、快適な乗り心地を生み出しています。
高強度のもうひとつの秘密。圧延アルミ。
アルミハルに最適な強度や耐衝撃性を実現するために、トヨタマリンでは圧延したアルミ合金の板を使用。圧延によって造られたアルミは、強度にすぐれているだけでなく、外部からの応力に対しても粘り強く、FRPなど他の素材に比べて破断しにくいため、高速で移動する乗り物には、より安全で最適な部材です。
ウォータージェットカットによる精度の高い加工を実現。
PONAM-35のアルミハルは、ウォータージェットカットを採用しています。このカット方法は、0.1mmの精度で加工することができるため、ウォータージェットでカットされたアルミを溶接する際にも、これまでよりひずみを抑えることが可能となり、従来のアルミハルと比べて、さらなる高機能を実現しています。
復原力
ローリングを可能な限り抑え、最適な乗り心地を実現。船体の安定を図る基準のひとつが復原力で、復原力に大きく関係するのが横揺れ周期です。復原力とは、船体が傾いたところから、元の安定した状態に戻そうとする力のこと。そして横揺れ周期とは、横揺れして元に戻る、その間隔のことです。
復原力と横揺れ周期について
復原力は基本的に、船幅が広いほど、横揺れ周期は短くなります。つまり小刻みな揺れが強くなるということ。ですから、復原力が強すぎてしまっても、横揺れ周期が短くなり、少しの波でもぐらぐらと横揺れしてしまうため、乗り心地もかなりストレスの大きなものとなってしまいます。逆に、復原力が弱いと、横揺れ周期が長くなるため、元に戻るまでの時間が長くなり、転覆するのではないかという不安を感じてしまいます。また、横風を受ければ大きく傾斜し、大きな横波を受ければ転覆する可能性も高くなります。
トヨタマリンでは、PONAM-35に乗船している人が不安を感じない復原力と横揺れ周期を最適に設定し、その両立を実現。ローリングを可能な限り抑えることで、安定した走行をお約束します。
- ※写真・動画には撮影用小物、オプションパーツ等を含むことがあります。
- ※商品の色は撮影、表示する画面の関係で実際の色と異なって見えることがあります。