スマートグリッドは、もともとアメリカの電力事業者の間で考えられた概念であり、安定した電力供給システムが構築されている日本では不要ではないかという意見もありました。しかし、新たな市場が創造される可能性に期待して、様々な企業や組織がスマートグリッドに関心を持つようになっています。
また、今年に入ってからは災害時などの非常用電源の確保という観点から、国内でもスマートグリッドへの注目が集まっています。
低炭素社会の実現に向けてPHVやEVなどのエコカーの普及は不可欠ですが、特定の時間帯にクルマの充電が集中すると社会の電力需要のピークが高くなってしまいます。
これを防ぐためには電力需要を適切にコントロールする仕組みが必要です。
トヨタではPHVやトヨタホーム(株)のスマートハウスを組み合わせることで、日本向けのスマートグリッドが提案できるのではないかと考え、2010年10月から本格的な取り組みを始めています。
トヨタは、低炭素社会とお客様の快適でクリーンなエコライフの実現に向けて取り組みを進めています。