企業理念

トヨタウェイ 2001

トヨタウェイによる価値観の共有

トヨタが「どのような会社でありたいか」という企業理念を表したものが「トヨタ基本理念」である。これを実践する上で、全世界のトヨタで働く人々が共有すべき価値観や手法を示したものが「トヨタウェイ2001」である。

事業の広がりにより多様な価値観をもつ人がトヨタの業務にかかわるようになり、暗黙知としてそれまで伝えられてきた価値観、手法を2001年(平成13年)に明文化した。これにより、全世界の事業体で同じ価値観の共有が可能になった。

また、トヨタウェイは環境変化の中で進化し、トヨタの強みでありつづけなければならない。これからも、時代に応じトヨタウェイ自体を変革していく。

トヨタウェイの2つの柱は、「知恵と改善」と「人間性尊重」である。「知恵と改善」は、常に現状に満足することなく、より高い付加価値を求めて知恵を絞り続けること。そして「人間性尊重」は、あらゆるステークホルダーを尊重し、従業員の成長を会社の成果に結びつけることを意味している。

トヨタウェイ2001

トヨタウェイ2001

トヨタインスティテュートによる人材育成

トヨタウェイを共有するため、2002年1月に社内人材養成組織のトヨタインスティテュートを設立。

2003年以降は北米(アメリカ)に加え、欧州(ベルギー)、アジア(タイ、中国)、アフリカ(南アフリカ)、オセアニア(オーストラリア)の海外事業体がトヨタインスティテュートにならって人材育成の専門組織を設立した。