芝刈り機・器具の選び方
管理する面積・芝刈り頻度・エリアによって、適切な芝刈り機・器具が異なります。選定の目安として、それぞれの特徴や選び方を紹介します。
1芝刈り機・器具の種類と特徴
器具によって、作業効率・動力・切り口の状態・設定できる刈高などの特徴が異なります。

1)ロータリー式
地面に対して、刃が水平に回転します。作業が速いため、広い面積の管理に適しています。刃の状態が悪いと、葉の切り口(切断面)が裂けてしまい、先端が枯れた状態になります。刈高を高め(5cm程度)に設定できる機種があります。ゴルフ場では、ラフの芝刈りに使用されます。ロボット芝刈り機もロータリー式です。
2)リール式
円筒状の回転刃が、固定された下刃とかみ合うことで芝の葉が切断されます。動力は人力(手動)・電動・エンジンがありますが、庭の管理では手動式が一般的です。刃の状態が良ければ、切り口は綺麗です。刈高は低め(3cm以下)に設定された機種が多い傾向です。ゴルフ場のラフ以外は、リール式が一般的です。
3)バリカン
櫛状の2枚の刃が左右にスライドします。刃の幅が狭く、作業速度が遅いため、広い面積の管理は不向きですが、大型の芝刈り機で対応できない壁際などの芝刈りに向いています。
4)ハサミ
狭い面積や壁際の芝刈りで使用します。刃の長いタイプや長柄ハサミが便利です。
2選び方
1)芝刈り面積
ロータリー式は、作業速度が速いため、広い面積の管理に適しています。小型の機械が少ないため、数㎡レベルの狭い面積の管理では、能力を持て余すことがあります。
手動のリール式は、軽量で取り回ししやすく、数㎡から数十㎡までの管理に適しています。広い庭の管理で、芝生の仕上がりにこだわる場合は、電動が選択肢になります。公園などの管理では、電源が不要なエンジン式が利用されます。
バリカンやハサミは作業効率が悪く、刈った葉がその場に残るため、数㎡レベルの芝生、壁際や障害物周辺の芝刈りで使用します。
TM9を省管理で維持する場合、年に1~2回の芝刈りのため、数十㎡の範囲であれば、手動のリール式でも管理することができます。

2)電動タイプの電源
電動のロータリー式・リール式・バリカンについては、電源コードを繋いで使用するタイプと充電式のタイプがあります。電源コード式は、価格が安い傾向がありますが、コードの取り回し、作業範囲の制限が発生します。芝刈り機の刃で、コードを傷つけないように注意が必要です。充電式の場合、取り回しが簡単で、作業範囲に制限がないといったメリットがありますが、電源コード式に比べると価格が高めで、作業時間に制限があります。
3)器具の保管場所
電動の器具は、水濡れに弱いため、屋内での保管が原則となります。手動式の場合は、簡単な雨除けなどがあれば、屋外での保管が可能です。
3芝刈り機の手入れと切り口の状態
芝刈り機の刃の状態が悪いと、葉の切り口が裂けてしまい、切断面が枯れた状態になる場合があります。ロータリー式で切れ味の悪い回転刃を利用した場合、葉の切り口が裂けやすくなるため、定期的に刃を交換したり、研磨したりする必要があります。ロボット芝刈り機では、カミソリ状の鋭い刃が使用されていますので、1~2か月の頻度での交換が推奨されています。リール式では、回転刃と下刃の間隔の調整や研磨が必要になる場合がありますが、ロータリー式に比べるとトラブルが少ない傾向です。芝刈りの頻度が低いTM9の場合、芝刈り機の手入れの手間も少なくなります。

4まとめ
数㎡から数十㎡の場合、手動のリール式が便利です(軽量で安価なタイプも選べます)。面積が広い場合は、電動のロータリー式がお勧めです。芝刈りの時期については、こちら(芝刈りの必要性とタイミング)をご参照ください。
