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芝張り1年目の管理と雑草抑制効果

芝生を張って1年目は、散水・立ち入り制限・施肥量の調整・除草方法など、2年目以降と異なる管理が必要になる場合があります。芝生を張ることで、雑草抑制効果が期待できます。初期の雑草を抑えることで、その後の管理が楽になります。

1散水

芝張り直後は、切芝の根が基盤の土壌に活着するまで、定期的に散水します。切芝の下の土壌が完全に乾燥する前に散水することがポイントです。3月に芝張りをした場合でも、晴天で暖かい日が続いた場合は、数日に1回の散水が必要になる場合があります。基盤土壌まで水が浸透するようにたっぷり散水します。傾斜がある場合は水が浸透しにくいため、特に注意します。新しい茎葉が十分に生育したら、活着していると判断して、散水頻度を下げますが、1回あたりの散水はたっぷり行います(目安 10L/㎡)。散水については、こちら(散水のタイミング)もご参照ください。

2芝生への立ち入り

十分に活着するまでに芝生の上を歩行すると、切芝が動いてしまうことがありますので、足裏全体で着地するように、ゆっくり歩行します。散水などの管理作業以外では、できるだけ立ち入らないようにします。3月下旬に芝張りを行った場合は、約1か月後に、葉が生え揃うまでが目安です。

3芝刈り

春に芝張りをした場合、4月~5月に出穂(穂が発生)しますので、多くの穂が出そろったタイミングから種子が完成(稔実)するまでに、1~2cmの刈高で、1回目の芝刈りを行います。生産地から出荷された芝生の密度が高い場合、穂の数が多い場合がありますが、2年目以降に低密度で管理すると、穂数は減少します。出荷時に肥料成分が多めに含まれている場合は、草丈が伸びやすくなることがあります。芝刈り時期については、こちら(芝刈りの必要性とタイミング)をご参照ください。

4肥料散布

肥料の散布は、切芝の活着を確認してから開始します。春の芝張りでは、新しい葉が生えそろった5月以降が目安です。
購入した芝生(切芝)に含まれる肥料が少なく、葉の色が薄い場合は、多めに肥料を散布します(年間施肥量の1/3~半分程度が目安です)。切芝に含まれる肥料成分が多かったり、植え付けた基盤土壌に含まれる肥料成分が多かったりする場合は、活着後の葉の緑色が濃く、草丈が伸びやすくなっているため、肥料の散布を控えます。緩効性(ゆっくり溶けるタイプ)では、年に2回程度の散布でも維持できる場合があります。TM9に適した緩効性肥料が、土・肥料メーカーから販売されています(楽ちん 芝生の肥料)。肥料の散布方法・量については、こちら(施肥(肥料の散布)施肥量の調整方法)もご参照ください。化成肥料の比重は0.9~1.1g/1mlですので、計量カップを利用することもできます(10㎡に200gを散布する場合: カップで200ml(cc)を計量して、均一に散布)。

5除草

土壌が芝生に覆われることで、雑草種子の発芽や生育が抑制されますが、基盤土壌に残っていた地下茎などから雑草が発生することがあります。こまめに手取りで除草するか、芝生の活着後に芝生用除草剤を雑草にだけ散布することを検討します(除草剤は、活着直後の芝生に影響がありますので、手取り除草がお勧めです)。
芝張り時の目地(切芝の隙間)や、芝生の密度が低い部分では、飛来した雑草種子からの発芽が多くなります。雑草の種子が稔実する前に除草することにより、新たな雑草が増えることを防止することができますので、芝生の茎葉で全面が覆われるまでは、こまめな手取り除草をお勧めします。芝張り1年目は、芝生の活性が低いため、除草剤の全面使用は推奨されていません。除草方法については、こちら(芝生の雑草管理のコツ)をご参照ください。

6まとめ

芝張り直後は、切芝が乾燥しないように、散水を行います。活着するまでは、できるだけ切芝の上を歩行しないようにします。活着後に、葉の色を確認して肥料を散布します。全面が覆われるまでは、こまめに手取り除草を行います。