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2008年「第55回マカオ・グランプリ」特集

「第55回マカオ・グランプリ」レースレポート

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 第55回マカオ・グランプリが、11月13日(木)からの4日間に渡り、中国特別区マカオの市街地コース、ギア・サーキットにて開催された。決勝レースが行われた16日(日)、今大会初参戦のTDP(トヨタ・ヤング・ドライバーズ・プログラム)の国本京佑(TOM’S)が、TDPドライバーとしてはじめて優勝を成し遂げた。

 初日からトップタイムをマークするユーロF3シリーズ、ランキング2位のエドアルド・モルタラ。手強い相手だったが、モルタラを決勝で攻略した国本が、日本人二人目のマカオウィナーとなった。金曜日の予選でポールポジションを獲得したのは、カルロ・ヴァン・ダムだったが、土曜日の予選レースのオープニングラップでリタイアという波乱も起きた。

 3回目の参戦となり、昨年3位とポディウムも経験しているTDP大嶋和也は、ユーロF3シリーズで所属するマノー・モータースポーツより参戦したが、今大会は流れになかなか乗れず、マシントラブルにも見舞われてしまい、不完全燃焼のままレースウィークを終えた。一方、ナウ・モータースポーツから初参戦したTDPケイ・コッツォリーノは、上位を快走する場面も見せ、勢いと速さを見せつけた。このほか、嵯峨宏紀(ル・ボーセ)も初参戦した。

 今大会も例年通り若さがみなぎったマカオ・グランプリだったが、レースウィーク中、常に冷静であり続けた国本が勝利を手にした。


第55回マカオ・グランプリ・タイムスケジュール

11月13日(木曜日) 10:30〜11:00 プラクティス1
14:00〜14:45 予選1
11月14日(金曜日) 11:15〜11:45 プラクティス2
14:45〜15:30 予選2
11月15日(土曜日) 13:45〜14:35 予選レース(10周)
11月16日(日曜日) 8:20〜8:40 ウォームアップ走行
15:30〜16:30 決勝レース(15周)
カーナンバー

No.1 カルロ・ヴァン・ダム(TOM’S)
No.2 国本京佑(TOM’S)
No.22 大嶋和也(マノー・モータースポーツ)
No.24 ケイ・コッツォリーノ
(ナウ・モータースポーツ)


11月13日(木曜日)

プラクティス1 10:30〜11:00 Pos4 #1 カルロ・ヴァン・ダム 2'15.745
Pos22 #2 国本京佑 2'19.958
Pos23 #22 大嶋和也 2'20.311
Pos13 #24 ケイ・コッツォリーノ 2'18.234

予選1 14:00〜14:45 Pos2 #1 カルロ・ヴァン・ダム 2'12.772
Pos12 #2 国本京佑 2'14.696
Pos19 #22 大嶋和也 2'15.985
Pos13 #24 ケイ・コッツォリーノ 2'14.779

 マカオ・グランプリ初日となる木曜日は、慣熟走行が主となる。初参戦の国本、コッツォリーノが、経験のあるドライバーに交じり、いかに速くコースを習得するかが鍵。大嶋はプラクティスで、クラッシュしてしまったが、マシンの修復は予選一回目のセッションに間に合った。


ドライバーのコメント

カルロ・ヴァン・ダムのコメント:

今日は、ゆっくりスタートをして、無理せずマシンやコースを全てチェックすることに時間を費やした。タイムは全く気にしていない。日曜日に結果を出すことが全てなので、とにかく焦らずに行く。

国本京佑のコメント:

初めてのマカオは、周回を重ねることが大事だとアドバイスを受けていたので、最初にタクシーで何度も走りコースを習得した。実際マシンで走行してみると、ガードレースに囲まれている感じだが、とても楽しい。トムスのクルマは完璧なので、自分がいかにマカオに慣れるかが勝負だと思う。

大嶋和也のコメント:

クルマは走行するごとに良くなっては来ているが、なかなかクリアラップが取れず苦しい。昨年参戦したトムスは強豪、手ごわいです。まだ時間があるので、予選で挽回して行こうと思う。

ケイ・コッツォリーノのコメント:

夢だったマカオ・グランプリに参戦するためイメージトレーニング、データの検証、走行のビデオを見るなど学習してきた。まだまだ勉強の段階なので、時間をかけて走り日曜日に結果を出したい。


2日目 11月14日(金)のレポートはこちら >>

2007年「第54回マカオ・グランプリ特集」はこちら
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