TDP
2009年TDPドライバー一覧
最新情報
TDPコラム
TDPとは?
2008年「第55回マカオ・グランプリ」特集

「第55回マカオ・グランプリ」レースレポート

Day1Day2Day3Day4

11月15日(土曜日)

予選レース
(10周)
13:45〜14:35 0Laps リタイア #1 カルロ・ヴァン・ダム  
Pos2 #2 国本京佑 2'19.958
3Laps リタイア #22 大嶋和也 14'01.267
Pos10 #24 ケイ・コッツォリーノ 29'43.825

 マカオ・グランプリ3日目に行われる予選レースとは、日曜日に開催される決勝レースのスターティンググリッドを決めるレースの事である。例年このセッションから、激しいバトルが展開し、慣熟走行から一転、いわゆる「本気モード」となり、鬼門であるリスボアへのアプローチが激しくなる。

 注目のスタートでは、ポールポジションのヴァン・ダムが、ホイルスピンを起こしやや出遅れ3番手に後退。代わりにトップを奪ったのは国本だった。モルタラ、ヴァン・ダムの順でマンダリンへ進入する。
ヴァン・ダムは、国本の早いブレーキングから、国本と接触しそうになり、それを避けるためアウト側へ逃げた。しかしマンダリンのダスティーな路面に足元をすくわれ、ウォールにヒット。ピットに戻るためスローパンクチャーながら走行していたところ、後方から来たマシンとからんでしまいリタイアとなった。
 国本は、トップに立ったものの山側での小さなドライビングのミスからギャップが無くなり、モルタラに背後につかれてしまう。その後、スリップに入られリスボアで2番手に後退した。
大嶋はマシントラブルにより、オープニングラップから不調、戦わずして予選レースを終えた。
一方、予選二回目でクラッシュしたマシンを徹夜で修復し臨んだコッツォリーノは、前方でのクラッシュをうまくすり抜け、着実にポジションを上げることに成功。一度クラッシュしてしまった場所はトラウマになると言われるマカオで、しっかりと気持ちを切り替え、10番手と好位置につけた。


ドライバーのコメント

カルロ・ヴァン・ダムのコメント:

スタートでミスをし、3番手となったがマンダリンの進入で、前の国本とモルタラがアクセルを緩めたのかぶつかりそうになり、国本に当たらないようアウト側に逃げたら、ダスティーな路面でウォールにヒットしてしまった。ピットに戻りたかったが、サンフランシスコでリタイアした。ここまで頑張ってくれたチームに申し訳ないと思っている。

国本京佑のコメント:

まだ自分の経験値を上げるために走行しているので、2位についても明日結果を出すまではまだ練習だと思っている。山側でミスをしてしまい、スリップに入られモルタラにパスされてしまったが、その分後半はプッシュできた。明日の戦略をこれから考え、ポールポジションは勝てないというジンクスを味方に頑張りたい。

大嶋和也のコメント:

フォーメーションラップから、ギアがなくなって走行が困難な状況だった。セーフティーカーが入っていた時も、ヘアピンで立ち上がるのがやっととなり、どうにか自力でピットに戻りました。明日は開き直っていきます。

ケイ・コッツォリーノのコメント:

昨晩寝ずにマシンを直してくれたメカニックに感謝している。今日は、前方で起きたクラッシュをうまく避けられ、ポジションを上げることができた。昨日のクラッシュの原因をしっかり考え、同じミスをしないよう頭の中を整理してきた。クルマのポテンシャルは国本と変わらないと思うので、明日精一杯頑張ります。


<< 2日目 11月14日(金)のレポートはこちら  4日目 11月16日(日)のレポートはこちら >>

2007年「第54回マカオ・グランプリ特集」はこちら
© 2009 TOYOTA MOTOR CORPORATION, All Rights Reserved.