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2008年「第55回マカオ・グランプリ」特集

「第55回マカオ・グランプリ」レースレポート

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11月16日(日曜日)

ウォームアップ
走行
8:20〜8:40 Pos2 #1 カルロ・ヴァン・ダム 2'11.718
Pos12 #2 国本京佑 2'12.660
Pos14 #22 大嶋和也 2'12.752
Pos7 #24 ケイ・コッツォリーノ 2'12.171

決勝レース
(15周)
15:30〜16:30 7周リタイア #1 カルロ・ヴァン・ダム 2'11.171
優勝 #2 国本京佑 2'15.474
15位 #22 大嶋和也 2'16.352
19位 #24 ケイ・コッツォリーノ 2'14.171

 第55回マカオ・グランプリも最終日を迎え、朝からギア・サーキットは賑わいを見せた。昨年に続き2回目の参戦となったトヨタエンジン「1AZ-FE」は、今大会でもパフォーマンスを発揮し速さを見せつけている。今大会は、そのエンジンにも2連覇の期待がかかる大会でもあった。

 午後3時30分、オンタイムでフォーメーションラップが開始された。同35分決勝レース15周がスタートした。抜群のスタートで、トップに立つ国本。しかしマンダリンで、モルタラに前へ行かれてしまう。その後方で3位争いの二台がクラッシュ。リスボアでも多重クラッシュが発生し、セーフティーカーが導入された。グリッドの後方集団が、リスボアでのクラッシュに巻き込まれたマシンをすり抜け、ここでポジションが大きく入れ替わった。ヴァン・ダムとコッツォリーノがトップテンに大幅にジャンプアップ。一方、大嶋は、リスボアのクラッシュに巻き込まれてしまい、空力パーツを破損、マシンにダメージを負ってしまった。

 3周目でレースが再開すると、国本はモルタラを果敢に攻め、予選レースのお返しとばかりに、同じ場所マンダリンでパスし、暫定トップに立った。
多重クラッシュに乗じ、24番手から9番手となったヴァン・ダムは、その後も自己ベストを更新し続け、着実にポジションアップ。5番手まで追い上げた8周目、最終コーナーでクラッシュしたマシンの巻き添えになり、無念のリタイアとなってしまった。
 コッツォリーノも4番手までポジションを上げていた12周目に、リスボアで3番手を走行中のカンポスーフルと接触。ここで戦列を去った。
手負いのマシン走行を続ける大嶋は、最後まで我慢のレースだったが粘り強く走りぬき、チェッカーを受けた。
 3周目からトップに立った国本は、練習走行のつもりで走ったと平常心を失わず、最終的に、初参戦のマカオ・グランプリで、見事、優勝を果たした。日本人ウィナーは、2001年の佐藤琢磨以来2人目である。


ドライバーのコメント

カルロ・ヴァン・ダムのコメント:

スタートの前方でのクラッシュで、うまく上に上がることができた。できればあのようなクラッシュは無い方が良いが。しかし最後は、クラッシュに巻き込まれてしまったので、残念でしょうがない。ここまでシリーズを通して頑張ってくれたチームには、本当に感謝している。

国本京佑のコメント:

トップに立った時点で絶対に抜かせないと思いながら、最後まで練習のつもりで、平常心で走りました。世界一決定戦のマカオで表彰台、しかもその真ん中に立てるなんて出来すぎだと思います。実感はあまりないですが、優勝することができてここまで支えてくれたみなさんに感謝しています。

大嶋和也のコメント:

リスボアのクラッシュに巻き込まれ、ウィングと空力パーツを破損してしまった。走行は可能だったが、6番手まで上がったポジションが最後尾まで落ちてしまった。グリップしないままの走行だったので、完走がやっとだった。

ケイ・コッツォリーノのコメント:

今日のレースは、3位争いをしていたときに、ブレーキングが間に合わなくて、前との接触を避けるためマシンを横にふったら、相手も同じ動きをして後方から追突、クラッシュしてしまった。予選でもレースでもミスをしてしまったが、初めてのマカオは実り多いものだった。しっかり準備はしてきたつもりだが、次はもっと準備万端にして、是非リベンジしたい。

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