IT&ITS事業、e-TOYOTA・GAZOO

e-TOYOTA・GAZOO

1990年代半ばから始まった情報技術の進歩、通信機器の普及は、産業界のみならず、社会の態様をも大きく変えた。

evolutionary(進化する)の「e」を冠した[e‐TOYOTA]の事業は、その名の通り「トヨタの進化の先陣を切る事業」として、次世代ビジネスモデル実現の旗印であり、日本からスタートし、その活動範囲は海外へと広がりを見せている。

まず、「クルマとITの融合」を目的に、多様化するお客様ニーズに応え、新車や中古車、関連サービスの情報とともに、クルマ好きなお客様との接点拡大を図る多彩な情報を提供する「GAZOO.com」をはじめ、事業やブランドごとに構成された社内外のWebサイトを統括運営している。

また、テレマティクス分野では、車載端末向け情報サービス「G-BOOK」、レクサス向け「G-Link」など、お客様の安心・安全・快適なカーライフ実現のためのサービスを提供、現在では中国や米国でもテレマティクスサービスを展開している。

一方、お客様との長期的な信頼関係の構築に向け、最先端のCRM(Customer Relationship Management)システム「e-CRB(evolutionaly Customer Relationship Building)をタイ、豪州、中国などで導入するとともに、生産から販売を統合管理するSLIM(Sales Logistics Integrated Management)を展開している。

このように「ソリューションやツールを企画するにとどまらず、生産・流通・販売・アフター(販売後)といった事業領域を最適に結びつけるトヨタ流のサプライ・チェーン・マネジメントの具現化を目指している。

西暦
和暦
内容
補足解説
1994
平成6
9
カローラ岐阜で新車物流改善プロジェクト開始
 
1995
平成7
1
第3車両部経営企画室にBRグループ(販売店業務改善)が発足
 
1996
平成8
1
国内企画部内に業務改善支援室発足

業務改善支援室

 
9
UVIS(Used car Visual Information System)の誕生(トヨタカローラ香川)

初代UVISパソコン

 
1997
平成9
10
Gazoo誕生(ネッツトヨタ苫小牧)

初代ガズー端末

補足解説
12
Gazoo発表
 
 
第1回TSL(Toyota Sales Logistics)自主研合同発表会(トヨタカローラ香川)
 
1998
平成10
4
Gazoo全国展開開始(トヨタカローラ札幌、ネッツトヨタ苫小牧)
 
4
会員制Webサイト「GAZOO.com]立上げ

当時のインターネット画面

 
1999
平成11
12
GAZOO商店街オープン(Eコマースへ進出)
 
2000
平成12
1
GAZOO事業部設立(JRセントラルタワーズ)
 
4
トヨタ東京カローラ TSUTAYA複合店舗開店GAZOOの携帯電話向けサービス開始

複合店舗外観

 
6
マルチメディアキオスク端末「E‐TOWER」発表

E-Tower

補足解説
8
GAZOO.com CM(ケツメイシ:こっちおいで)放映
 
10
「E‐TOWER」をコンビニへ導入
 
10
ガズーメディアサービス(株)設立
トヨタ生協と合同で「GAZOO生活パック」開始
 
11
GAZOO.comが第10回流通システム大賞・通産大臣賞を受賞
 
12
インターネット博覧会トヨタパビリオン開設
 
2001
平成13
1
GAZOO事業部に公式サイト(TOYOTA INTERNET DRIVE)の運用移管
 
9
テレマティクスサービスG-BOOK構想を発表
補足解説
10
GMとテレマティクスの共同研究合意
 
11
東京モーターショーで「WiLL CYPHA」とG-BOOKを披露
 
12
インターネット博覧会で総理大臣賞を受賞
 
2002
平成14
1
e‐TOYOTA部に部名変更
 
8
G-BOOK記者説明会を開催(明治記念館にて)
 
10
「WiLL CYPHA」で「G-BOOK」サービス開始

「WiLL CYPHA」で「G-BOOK」サービス開始

補足解説
2003
平成15
2
他社協業開始:G-BOOK 富士重工業(株)と提携
 
3
e-CRB 中国 FTMSキックオフミーティング
 
4
ガズーメディアサービス(株)の社名をデジタルメディアサービス(株)へ変更
 
4
トヨタ・(株)電通・ソニー(株)合弁事業(音楽)を開始、メディアラグ(株)へ出資
 
6
e-CRB タイTMTキックオフミーティング
 
7
G-BOOK(03G-BOOK)の全車種展開開始を発表・開始(含、ダイハツ工業(株))
 
9
他社協業:G-BOOK 三菱自動車(株)と提携
 
9
Webサイト価値ランキングで1位獲得
 
2004
平成16
2
他社協業:G-BOOK マツダ(株)と提携
 
3
e‐CRBをタイで発表
補足解説
3
バンコクモーターショーでG-BOOKを参考出展
 
4
タイにデジタルメディアサービスの現地法人DMAPを設立
 
7
e-CRB 豪州キックオフミーティング
 
9
G-BOOKでセキュリティ、オペレーターサービスを基本サービス化
 
2005
平成17
4
「G-BOOK ALPHA」を発表(東京全日空ホテルにて)
 
4
北京にデジタルメディアサービスの海外現地法人BTMSを設立
 
4
e-CRB 豪州で立上げ
 
4
デジタルメディアサービスを100%子会社化
 
5
e-CRB 中国TMCIキックオフミーティング
 
5
中国にデジタルメディアサービスの現地法人BMTS設立
 
6
レクサス「G‐Link」発表(東京全日空ホテルにて)

G‐Link

 
8
e-CRB 中国TMCIで立上げ
 
2006
平成18
6
e-CRB 中国TMCI全店導入完了
 
6
e-CRB 中国GTMC全店一斉展開
 
7
G-BOOKとG‐Linkで「リモートイモビライザー」開発
 
11
「GAZOO.com」をリニューアル(名古屋で記者発表)
 
12
Gazoo muraプロジェクト開始
補足解説
2007
平成19
2
「GAZOO Racing」サイト立上げ
補足解説
3
e-CRB マレーシアのモデルディーラーで運用開始
 
5
「G-BOOKmX」と世界初マップオンデマンドサービスを発表(メガウェブ)

G-BOOKmXコンセプト

 
8
e-CRB 中国 FTMSで立上げ
 
10
G-BOOK 中国導入を発表(北京 IT・ITS世界会議)
 
2008
平成20
2
デジタルメディアサービス(株)の社名をトヨタメディアサービス(株)に変更
 
2
新型クラウンDCM標準搭載開始
 
3
e-CRB 韓国のモデルディーラーで運用開始
 
4
生産から販売、回収までの全工程の不良在庫を削減するSLIMプロジェクトをスタート
補足解説
5
「アルファード」「ヴェルファイア」記者発表と連動のバーチャル新車紹介イベント「メタポリス」実施
 
10
「トヨタメタポリス」グランドオープン
 
12
中国 TMCI G-BOOK号口センター構築 
 
2009
平成21
1
「GAZOO Racing」活動方針発表(東京オートサロンにて)
 
1
北米テレマ導入発表(コンシューマー・エレクトロニクス・ショー、デトロイト・オート・ショー)
 
3
中国 TMCI G-BOOK開始(「レクサス RX350」)
 
5
プリウス発表を「トヨタメタポリス」で初めて開催
 
6
中国・広汽トヨタでSLIMの本格的運用を開始
補足解説
8
「GAZOO Racing」で「iQ GRMN」発表(限定100台)
 
12
「Gazoo mura」全国ブロック展開
 
2010
平成22
2
「GAZOO.com」フェイスチェンジ
 
3
「GAZOO Racing」リニューアル
 
8
「GAZOO SPORTS」立上げ
 
2011
平成23
1
Consumer Electronic Showで北米新テレマサービスEntuneを発表
 
3
東日本大震災の被災地向け「通れた道マップ」サービス実施
 
4
マイクロソフトと次世代テレマティクスのプラットフォーム構築に向けて戦略的提携
 
5
セールスフォース・ドットコムとChatterを活用したトヨタフレンドの構築に向けて戦略的提携
補足解説
6
EV/PHV向けのつながる充電スタンド「G-Station」を発表
補足解説
9
北米新型「カムリ」発売に合わせてEntuneサービス開始
 
10
クラウドを活用した新興国向けテレマティクスの展開を発表
 
11
EV/PHV向け充電サポートツール「H2V Manager」の開発を発表
 
11
「プリウスPHV」向けつながるサービス「PDS」を発表