トヨタ未来カーライフ研究所
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第2回バーチャルフォーラム

みなさん、こんにちは。メタポリスキャスターのメタガワです!

昨日、開催しました「トヨタ未来カーライフ研究所」第2回バーチャルフォーラムの結果速報をどこよりも早くお伝えします。

昨夜のバーチャルフォーラムには、約1,400人の方が参加されました。会場のイベントホールはいつものイベント以上の熱気に包まれていましたよ。ご参加いただいたみなさん、本当にありがとうございました!

ワタクシ、イベントが始まる前に何人かにインタビューをさせていただいたのですが、「第1回の続きが気になって参加する」という声を多く聞きました。第1回の反響と、みなさんの未来のカーライフへの関心の高さを感じた次第です。嬉しいですね♪

では早速、昨夜の詳細レポートに移りたいと思います。

シームレスなモビリティライフに欠かせない「i-Ling」

イベントは、メタポリスのイベントではすっかりおなじみの司会者、中村伊代さんと、このイベントでは欠かせない「トヨタ未来カーライフ研究所」のバーチャル所長のクルマ博士が登場してスタート!

今回のテーマは、
「シームレスなモビリティライフ」の“家とクルマ”です。
本題に入る前に、クルマ博士が前回のおさらいをしてくれました。

「シームレスなモビリティライフ」とは?

1)

「シームレス」というのは「つなぎ目のない」という意味

2)

家のドアを開けて駐車場に歩く → クルマのカギをあけてドアを開く → クルマを駐車場に停めてお目当ての店に行く、
といった動作をもっと円滑に、楽にする

3)

家の中で集めた観光ガイドやドライブルートなどの情報を自然にクルマに持ち込めるようにする

4)

これらの動作を誰から見てもカッコイイ!と思ってもらえるような姿にすること

来場した皆さんも理解してくれたようです。

そして、シームレスの中心になるのが家にもクルマにも自由に入り込むことができる乗り物、「i-Ling」なのですが、 前回のイベントではこのi-Lingが参加者全員に配布されたんですよ。

なんと1700人の方がこのi-Lingを手に入れ、かなりの方が実際に使っていただいたようです。「乗ったまま買い物ができるから、すごく便利♪」「メタポリスをi-Lingで散歩しながらクリック看板を制覇してま~す」なんて声も聞けました。 もちろんワタクシもかなり愛用中ですよ♪

そんな結果にクルマ博士もご満悦な様子で、今回のバーチャルフォーラムでは青色の「i-Ling」が参加者全員に配布されました。
いつも太っ腹なプレゼントが用意されてますよね。ワタクシも毎回このプレゼントが目当てだったりして…(笑)

新色の「青」は、前回の参加者からの希望が多かった色だそうですよ。メタポリスは、こんな風にみなさんの意見が反映されているんです。
なんか嬉しいですよね♪

シームレスな「クルマ」って一体なに?

さて、今回のメインテーマです。

まずは、シームレスな「クルマ」についてを、今回初登場の谷古(たにこ)さんが説明してくれました。谷古さんはシームレスなクルマの全体デザインを担当されているそうですよ。

じゃーん!こちらがシームレスなモビリティライフを実現するクルマ「Labile」(レイビル)β(ベータ)版です!

会場からも「すごーい!」「未来のクルマだ~」と驚きの声がたくさんあがっていましたよ。
ワタクシもびっくりしました!小さいころに本で見た“未来のクルマ”が現実になろうとしてるんですよねー。なんだか感激ですっ。

谷古さんの説明
「レイビル」についてご説明しましょう!
「スムーズにつながるスタイリッシュなクルマ」を目指して開発されたレイビルは、i-Lingで家の中から乗り込めるようになっています。その際に、「屋内から見えている車が美しく見える形は?」と、試行錯誤し、現在の「車らしさ」を抑える事で、家と協調できる現在のシルエットにたどり着きました。
一見、車高が低いのでi-Lingが入れるか疑問に思うかもしれませんが、ドアが両開きになっていて、大きな入り口が確保されています。ここにi-Lingが変形しながらスマートに乗り込めるようになっています。

また、クルマの背を低くすると、空気抵抗が減って燃費が良くなり、スタイリッシュにすることができます。レイビルはその燃費の良さとスタイリッシュさに加え、乗り降りの利便性も実現しています。

ところで、この「レイビル」の意味、気になりませんか?
英語で「適応性のある」「柔軟な」という意味だそうですが、次のモビリティ社会へ向け、i-Lingとのつながりを持つ新しい乗り物として、「変化点」を表現しているのだそうですよ。

「レイビル」はこんなクルマ(想定機能)

大きさ:

「マークX」程度の大きさを想定。
長さ4,750mm,幅1,860mm、高さ1,450mm、ホイールベースは3,150mm

動力源:

プラグインハイブリッド
(プラグインハイブリッドは、電池容量を大きくして電気のみで走行できる距離を伸ばしたハイブリッド車です)

特徴:

両横開きのドアを採用することで、運転席・助手席にそれぞれ1台の「i-Ling」をセットできるようになっています。

まだまだこの「レイビル」、デザインイメージなのだそう。本日のみなさんの意見を踏まえて機能を追加し、9月17日(木)に行われる第3回のフォーラム時には完成版が見れるそうですよ。そして、次回イベント参加者には、なんと「レイビル」が配布されるんです!
これは絶対ゲットしたいですね!

では、シームレスな「家」って?

続いては、シームレスなモビリティライフを実現するもう一つの要素である家、「Originate Oasis」(オリジネート オアシス)についての紹介がありました。
前回に引き続きご登場のトヨタ自動車東京デザイン部部長の布垣(ぬのがき)さん、そして、「Originate Oasis」(オリジネート オアシス)をデザインされた、建築家の平田晃久(ひらたあきひさ)さんから説明が行われましたよ。

平田さんの説明
この「シームレス」を「誰でも障壁なく暮らせる」=「ユニバーサルデザイン」という言葉に置き換え、シームレスを1本の線として捉え、それが3次元的に構成される空間を考えてデザインしました。「オリジネート オアシス」では、近年の家族構成を意識した2世帯住宅を想定していて、家族のコミュニケーションの場となる1階エントランスを中心に、スロープの延長上に各部屋が設けられています。

また、室内と屋外の「シームレスな繋がり」として屋根にも着目し、「インテリジェントヘアー」を考案。樹木の枝葉のように、雨風はしのぎながらも、より自然に近い換気が可能となる、日本古来の合掌造りにも共通する手法で、透明素材で構成された屋根は、自然の光を室内に提供すると共に太陽光発電機能も備え、CO2の排出低減にも貢献できます。

うーん、なんだか難しい気もしますが、要するに温故知新の技術で自然との共生を実現した、未来へ繋がる住居ということですね。
やはり、「早く住んでみたーい!」という声が多かったですね。ワタクシも同感です。レイビルといい、オリジネート オアシスといい、びっくりすることだらけです。
他にも「かっこいい!」という意見や、「強い雨は降り込まないの?」「家の中は汚れないの?」といった素朴な声もあがっていましたね。
でも、メタポリスなら今すぐ体感できますよ♪

質疑応答コーナーでは、鋭い指摘も飛び出しました!

「i-Ling」、「レイビル」について

Q.i-Lingの車輪が小さいしあまり頑丈そうに見えない。段差を乗り越えられるのですか?

A.「i-Lingは10cmぐらいの段差を乗り越えられる性能を想定しています。メタポリスで提供している「i-Ling」の車輪周りは頑丈そうに見えないので、見直しを検討します。

Q.i-Lingに乗るのは、年齢制限はありますか?

A.メタポリス内であれば老若男女赤ちゃんまでOKです!

Q.レイビルはハンドルで操作するんですか?

A.「i-Ling」や「i-REAL」と同じ操作系で統一しています。

Q.レイビルのフロントピラーが厚みを感じます。視認性等についてはどのようにお考えですか?

A.実物大の簡易モデルで、視認性は確認しています。

「オリジネートオアシス」について

Q.住宅の方ですが、高温多湿の日本の住環境に対応できますか?

A.インテリジェントヘアーによって、涼しい半屋外環境にできるので、日本にはあっていると思います。

Q.なんで山型なんですか?

A.古い家のような、自然環境のような、未来的なイメージもあり、いろいろなイメージを喚起するからです。

Q.耐震性は確保されていますか?

A.形状的には安定しているので、充分耐震性は確保できています。

Q.家の形は楕円形など、建物のデザイン変更は可能ですか?

A.住まい方に合わせて形を変えることは可能ですよ。

今回のフォーラムを振り返って…

「シームレスなモビリティライフ」の“家とクルマ”をテーマに行われた第2回フォーラム。
少々、難しい部分もありましたが、なんとなくみなさん理解できたようでよかったです。ワタクシも少しずつ理解していければと思っています♪

最後にリュウさんとクルマ博士から、今回のみなさんからの鋭いご指摘や素朴な質問にお答えできるよう、次回は「レイビル」や「オリジネートオアシス」を完成して、すべての機能を具体的に紹介できるようにするという発表がありました。

次回、第3回フォーラムは9月17日(木)21:00から行われます。テーマは「低炭素社会におけるカーライフ」です。トヨタメタポリスで最終的に完成する未来のカーライフがどのようなエネルギーや動力源を使っているのかを考えていきたいと思います。「レイビル」のプレゼントも要チェックですよー!

また、「トヨタ未来カーライフ研究所」では、次回もバーチャルフォーラム事前アンケートでの意見を募集しています。バーチャルフォーラムだけでなくWEBサイトからもぜひ意見をお寄せください!

そしてもうひとつ、ミライ君とエコルちゃんから、かわいいお知らせがありました。
みなさんが考える“未来のクルマ”を応募する「未来のクルマ アイデアコンテスト」をただ今、Webサイトで実施中です。みなさん、ぜひご応募くださいね♪

今回のフォーラム終了直後にサーバによる通信切断が発生し、一時トヨタメタポリスへのログインができなくなるという事象が起こりました。
参加された多くの方にご迷惑をおかけしましたこと、ワタクシ、メタガワからも深くお詫びいたします。
今回参加者に配布する予定でした「i-Ling」については、ログデータによる自動配布で対応させていただきます。ご不便をお掛け致しますが、何卒ご了承下さいませ。
※アンケートに回答してi-Lingを入手した方には自動配布は行いません。

ではみなさん、トヨタメタポリスでお会いしましょう。
ごきげんよう!

TOYOTA

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