トヨタ自動車が森づくりに取り組むのは、
森が地域・社会の重要な基盤であると考えるからです。
森が抱える課題や背景に向き合い、
様々な活動を通して持続的な森づくりに取り組んでいます。
森の課題に対し
トヨタは様々な取り組みを行なっています
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地球温暖化、土砂災害
樹木は地球温暖化の原因となる二酸化炭素を取り込んだり土砂災害の危険から私達を守ってくれます。
しかし、近年、外国産材の利用が増え、国産の木材が使われなくなったことから、日本のスギやヒノキの人工林が手入れをされなくなり、荒廃しています。 -
身近な自然の破壊
里地里山は日本人にはどこか懐かしさを感じる風景であり、人の活動と共に生きてきた生き物たちのすみかです。しかし、近年、中山間地ではかつてのように山で柴刈りをする必要が無くなり、人の手が入らなくなりました。
また、生産性の低い中山間地の水田では稲作を行わなくなりました。
長い間、人の活動とともにあった生き物のすみかが、減ってきています。 -
文化の消失
地域によって、気候や風土が異なり、生息する生き物も異なります。その生活の中で、様々な文化が育まれてきました。
どこに行っても同じ物が購入できるようになった現在、生活は便利になりましたが、地域ごとの特徴が失われてきているかもしれません。 -
川海の生態系への影響
日本には古くから「魚つき林」という森林があり、保全されてきました。これは、森と海が密接に関わりあっていることが経験的に知られていたからです。
森林の緑のダム機能により、土砂が川や海に流れるのを防ぎ、ミネラル分を含んだ水が、川や海に流れ込むことで、プランクトンや海藻などに良い影響を与えています。
海のために、山に植樹をする漁師さんたちもいるのです。
日本の森の危険的状況を伝えていくためには
環境教育が必要です。
TOYOTAの森づくり
-人と自然が共生する未来づくりで
SDGsに貢献-
人と自然が共生していくためには、
人が自然の中の一部であることを認識し
豊かな森や自然を今よりもっとよい形で未来に繋げていくことが
大切と考えています。
これは持続可能でよりよい世界を目指す
国際目標「SDGs(Sustainable Development Goals)」にも通じています。
トヨタは2015年に「トヨタ環境チャレンジ2050」を公表。
温暖化や自然災害の頻発など地球環境が危機的表状況にある中で
クルマの環境負荷をゼロに近づける活動を推進するともに、
森林の保護活動や多世代への意識改革に向けた教育にも力を入れてきました。
これからも、人と自然が共に生きていくために、
豊かな未来づくりに向けた取り組みを続けていきます。

