
みなさん、こんにちは!メタポリスキャスターのメタガワです。
昨夜の第3回バーチャルフォーラムはお楽しみいただけましたか?
今回は「低炭素社会におけるカーライフ」をテーマにお送りいたしました。
テーマだけを見るとちょっと難しそうな感じがしますよね。実はワタクシもちゃんと理解できるか不安だったんです。。。 でも、そこは技術統括部の梅山さんが分かりやすく説明してくれましたね♪ さすがです!
会場からも「エコカー早く乗って見たいな」「早く実現しないかな~」なんて声があがっていました。みなさん、ちゃんと理解していただけたようでよかったです。
では、早速昨日のイベントレポートです。ワタクシも梅山さんやクルマ博士を見習って分かりやすくお伝えしたいと思います♪
"低炭素社会"とは?
今回もオープニングは、司会の中村伊代さん、クルマ博士、そしてミライ君、エコルちゃんが登場です。
今回のテーマは、「低炭素社会におけるカーライフ」。
そう、このフォーラムでは、未来のカーライフを考えるにあたって、テーマを「シームレスなモビリティライフ」と「低炭素社会におけるカーライフ」の2つに分けているんです。
前回までは「シームレスなモビリティライフ」についての意見交換がされましたね。
ちょっとここで簡単に前回までのおさらいをしておきましょう。
第1回
「シームレスなモビリティライフ」の中心になる、「パーソナルモビリティ」の在り方について。「シームレスなモビリティライフ」を考えるにあたって、トヨタ自動車から自動車と家を円滑に行き来できる「i-Ling」という新しい乗り物を提案しました。
第2回
第1回に引き続き、「シームレスなモビリティライフ」をテーマに、i-Lingと連携できる家として「Originate Oasis(オリジネートオアシス)」、クルマとして「レイビル」が提案されました。
では、本題に移りますね。
今回のテーマは「低炭素社会におけるカーライフ」ですが、みなさんは"低炭素社会"の意味をご存知でしょうか?
低炭素社会とは、地球を温暖化している原因になる二酸化炭素をなるべく出さない生活のことです。
地球温暖化の原因となる二酸化炭素の排出量を減らしていくには、限りあるエネルギー源でもある石油や石炭の使う量を節約したり、代わりに二酸化炭素を出さないエネルギーを使えるようにしたりしなければいけません。
その結果、まずは二酸化炭素の出る量を減らし、さらに空気中の二酸化炭素全体の量が今よりも減っていくことが期待されています。
この施策として、二酸化炭素を出さないエネギーということでは、太陽光や風力のようなエネルギーに注目が集まっています。
クルマに関しても同様で、、エコカーといっても様々なものがあり、石油や石炭に代わるエネルギーにいろんな種類が考えられている以上、低炭素の世の中になった時にもエコカーは1種類ではなくて、いろんなエコカーが目的に応じて使い分けられるようになるようです。
それをメタポリスの中にどのように再現するかを皆さんと考えようというのが今回のテーマだったんです!
"低炭素社会"にむけたトヨタ自動車の取り組み
低炭素社会への取り組みは現実の世界でも既に行われています。トヨタ自動車でも真剣に取り組んでいるようですよ。
ここで「低炭素社会」に関するとりまとめを行っているトヨタ自動車 技術統括部の梅山さんから取り組みの内容が紹介されました。
梅山さんの説明
トヨタ自動車は、低炭素社会への取り組みを、「研究開発」「モノづくり」「社会貢献」の3つを軸に進めています。
「研究開発」とはエコカーや代替燃料の開発を中心にした取り組みです。
「モノづくり」とは工場や物流の現場での取り組みです。クルマや部品の生産や輸送において二酸化炭素の排出を低減することなどが挙げられます。
「社会貢献」は植林活動や自然保護、それらに取り組む人づくりなどの取り組みです。
このような様々な視点で構築していくのですが、トヨタメタポリスでバーチャル体験していただき低炭素社会をより理解していただく具体的な施策として、
- 様々なエコカー(ハイブリッド車、プラグインハイブリッド車、電気自動車など)をその特徴に応じて使い分けていくこと
- 再生可能なエネルギーを使うこと
- 自動車の共同利用や自動運転など社会インフラを整えていくこと
を表現したいと考えています。
具体的な説明で、みなさんはそれぞれにイメージできたことと思います。「すご~い」「そんなことできるんだね」と、さらに興味も持たれた様子でした。
エコカーも用途によって使い分ける時代になる!?
梅山さんから紹介されたトヨタ自動車の取り組みはとっても興味が持てる内容でした。みなさんいろんな可能性を考えて研究されてるんですね~。尊敬しちゃいました。
さて、事前にWEBサイトでアンケートをとらせていただきましたが、みなさん、電気自動車を筆頭にプラグインハイブリッド車、ハイブリッド車の順で期待を持っているようですね。
Q.近い将来有望なクルマは何だと思いますか?
この結果に対して梅山さんは、
「燃料電池車やプラグインハイブリット車にも社会の注目が集まっているようです。ハイブリッドと電気自動車、どちらが主流になるのかということではなく、様々な動力源がそれぞれの目的に応じて適切に使われるという姿になっていくのではないかと考えています。
たとえば、今のクルマが電気自動車に置きかわると二酸化炭素の排出量は大幅に減るといわれていますが、すべての人が電気自動車を利用するようになるまでには、充電のインフラの整備や電力の確保、車両価格の低減なども考えなくてはなりません。短距離で移動する手段として位置付ければ、今でも電気自動車を使うことは現実的なんですがね。
短距離は電気自動車として走り、長距離ではハイブリッド車として活躍するプラグインハイブリッド車が最適かも知れませんね」
そして、メタポリスではこのようなエコカーの役割分担や社会インフラのイメージが表現されるそうですよ~。会場からも「早く見た~い!」という声が多くあがってました。楽しみですね♪
トヨタメタポリスで表現する"低炭素社会"
梅山さんの話にもありましたが、10月21日にメタポリスにプラグインハイブリッド車や電気自動車、燃料電池を搭載したトラックによる自動走行シーンなどが表現されます。このメタポリスの生活での使い方については企画担当のリュウさんが説明してくれましたよ。
トヨタメタポリスで再現される「低炭素社会」の要素は以下の4つです。
- プラグインハイブリッド車レイビルの走行と非接触充電
シームレスなモビリティライフを再現するだけでなく、一般のバーチャルカーとして利用いただけます。さらに、未来の家であるOriginate Oasisの中で非接触充電を行うシーンを再現します。 - 共同利用の電気自動車
現在メタポリスで使っている「バス」を転用します。
今年の10月21日以降、メタポリス内のバス停を電気自動車ステーションに切り替えることを検討中。電気自動車はバス停の代わりに設置される端末で行先などを指定すると最寄りのステーションから自動走行してやってくる想定です。
電気自動車が呼び出されてきたり、ステーションに戻ったりするシーンが再現される予定です。 - 高速道路でのトラック自動走行
メタポリス内の周回道路上でスクリーンで紹介しているようなトラックが自動走行する予定です。このトラックはインターチェンジからインターチェンジまで自動走行している想定です。10月21日以降にメタポリスの周回道路をバーチャルカーで走ると、たまに見かけるようになるそう。 - 太陽光発電と風力発電
「バーチャルトヨタ自動車」ですでに再現しています。トヨタメタポリスの中はこれらクリーヘンエネルギーが提供されており、家庭生活はもちろん、プラグインハイブリッドや電気自動車の電源や燃料電池車の燃料である水素もこれらのエネルギーで賄われている想定です。
ずいぶんと大がかりな対応ですね。ますますメタポリスが面白くなりそうです!
リュウさん、お忙しいと思いますが頑張ってくださいねー♪
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今回も盛り上がった“質疑応答コーナー”
では、ここで参加者の方から寄せられた質問の一部をご紹介しますね。梅山さんが答えてくださいましたよ♪
- Q.「将来は自分で運転できなくなるんですか?」
- A.将来車は自分で運転することも出来ますし、自分で運転を楽しむことも出来るようになります。
- Q.電気自動車でアルファードみたいな車は出ますか?
- A.電気自動車は、近距離のコミューター、すなわち小型自動車が今のところむいていると思います。
- Q.エコカーって高いんですか?
- A.エコカーは出来るだけ、みんなで使えるようにしないといけません。値段も安くするよう研究開発しています。
- Q.核融合発電も実用化が視野に入ってきているようですが、現在では採用の予定はないのでしょうか?
- A.夢の技術として、科学技術の枠を集めて研究中です。将来はぜひとも実現したい技術です。
- Q.バッテリーなどレアメタルを大量消費するのですが…枯渇したらどうするのですか?
- A.エコカーには、レアメタルが必要ですが、それに変わる技術やリサイクルで大切に使う技術など進めています。
- Q.プラグインの場合、マンションなどで屋外駐車場ではどのように充電設備設置するのでしょう。
- A.屋外では充電設備が必要です。一般的なコンセントで十分なので、マンションはじめ一般家庭でも可能です。
- Q.エコカーで最高峰の自動車レースは成立しますか?
- A.もちろんエコカーで最高峰の自動車レースは成立します。私は楽しみにしています。
- Q.充電するほどの大電流へ非接触で送るとなると環境的にどうなるんですか?
- A.環境に影響が出ずに大電流を伝えることが、研究の目標です。

今回のフォーラムも大変充実したものになりました♪
「低炭素社会におけるカーライフ」をテーマに開催された第3回のフォーラムでしたが、みなさんご理解いただけましたか?
梅山さんのお話を聞いてワタクシはずっと感心しっぱなしでした。。。
ますます“未来”が楽しみです♪
それから、イベント終了後には参加者全員に新型バーチャルカー「レイビル」が配布されましたよ。ワタクシも一目散にゲットです!みなさんも、一足お先に未来のカーライフを体験してみて下さいね。
さて最後に、次回の第4回フォーラムは、これまでの意見交換の結果をトヨタメタポリスの街として再現したものを紹介する場となる予定です。10月21日(水)21:00からとなります。最終回となりますのでぜひご参加くださいね。
そして、「トヨタ未来カーライフ研究所」では、今回もバーチャルフォーラム事前アンケートでの意見を募集しています。バーチャルフォーラムだけでなくWEBサイトからもぜひ意見をお寄せくださーい!
そして、リュウさんから第4回など、もろもろのお知らせがありましたよー。 あまりにも盛りだくさんだったので(笑)、まとめますね。
☆「第4回バーチャルフォーラム」について
【開催日時】
2009年10月21日(水) 21:00~
【開催場所】
トヨタメタポリス内 イベントホール
10月21日は東京モーターショーが開催される直前の水曜日で、マスメディアに対して出展物が公開されます。トヨタの出展物の紹介もこの日に行いますが、この様子を同日午前にトヨタメタポリスでも生中継で紹介する予定です。
第4回フォーラムはこの日の夜21時から開催します。
このフォーラムは東京池袋にある実物の「アムラックス東京」とトヨタメタポリスをつなぐリアル・バーチャル合同開催となります。ゲストには、メタポリス内のラジオ番組「メタポリススタイル」に出演いただいているサッシャさんとカーライフエッセイストの吉田由美さんに参加いただく予定です。
☆東京モーターショーについて
東京モーターショーの期間中、モーターショー会場にて実物のi-REALの試乗会を開催します。この試乗会の抽選をトヨタメタポリスで実施する予定です。
※詳細が決まり次第WEBサイトやメルマガにてお知らせします
☆トヨタメタポリスの新サービスについて
メタポリスのバーチャルカーを自由に運転できるエリアが10月21日に完成します!場所はなんとmeet-me内を巡るバーチャル首都高速道路「環状線」です!
これまでの自動運転ではなく、ブレーキやアクセル・ハンドルを操作する「手動」運転になります。もちろん、車種によって運転性能が異なっています。
☆トヨタメタポリス「F1日本GP」関連イベント開催
【開催日時】 | ||
2009年9月29日(火) | 16:00-17:00 | 「トヨタモータースポーツF1日本GP前記者会見 in トヨタメタポリス」 |
18:30-19:30 | 「トヨタモータースポーツF1日本GPスペシャルイベント in トヨタメタポリス」 | |
2009年10月3日(土) | 16:00-17:00 | 「バーチャルイベント F1日本GP in トヨタメタポリス」 |
2009年10月4日(日) | 17:00-18:00 | 「バーチャルイベント F1日本GP in トヨタメタポリス」 |
※時間は変更になる場合がございます
【開催場所】
トヨタメタポリス内 イベントホール
【特典】
9月29日(火) F1ポスター(バーチャルアイテム)
10月3日(土) 扇子(バーチャルアイテム)
10月4日(日) チームピットTシャツ(バーチャルアイテム)
うーん、盛りだくさんですねー。
F1日本GPは今年も盛り上がるんでしょうね。そして、メタポリスグランドオープンから早いものでもう1年。今後のメタポリスにもぜひご期待くださいね~♪
以上、第3回バーチャルフォーラムのレポートでした。
では、みなさんトヨタメタポリスでお会いしましょう!
ごきげんよう。