一番多忙で楽しみなシーズン (2007年3月12日更新)
今年の冬にウィリアムズでテストできた、というのは本当に大きなインパクトでした。車に対しての理解、チームのやり方とか色々勉強になっているんですけれど、一番大きいのは他のカテゴリー(GP2)に戻ってきた時、自分の中に余裕があるということなんです、車のセットアップの評価にしても余裕を持って出来ている、焦りがないんです。すごいメリットになっていると思いますね。今年というのは僕の人生の中で一番忙しいシーズンになるでしょう。今迄はそれぞれのテストが別々でしたけれどメルボルンから頭の切り替え、そして体の切り替え、即座にしないといけないし、やっぱり簡単じゃないと思います。でも経験を積むごとに良くなっていくと思いますけれど。とにかくちゃんと走る事、壊さないこと、張り切りすぎないこと、自分の役割をちゃんと果たすということを思ってこの冬はやってきました。とにかく大きな望みは持たないで最初から地道にシーズンが始まっても同じ気持ちでいくつもりです。楽しみか、不安か、と聞かれると未だに、“楽しみ”の気持ちの方が大きいかな?というか、不安というのはいざ始まってみないと分からないと思うんですよ。
|
 |
 |
GP2の方でもテストをしてみて思ったよりもちゃんと出来るなという感触を得ましたから。本当にウィリアムズという環境の中で勉強できて嬉しい、まだまだ学ぶことはあるんです。GP2は感覚にまかせられるけれど、F1はとにかく毎回乗るごとに勉強になっている。とにかくいいレースを走り、テストをちゃんとこなす、ちゃんと目の前の目標をこなせればと思っています、そうすればそれ以降のチャンスが広がってくれるだろうし。今の環境でシーズンを始められるのは本当に嬉しいです。
|