振り返ってみると内容的にはバーレーンの週末はいいものだったと思っています。結果は置いといて、まあまあの走り。予選はトップ10に入ったのでそこそこの結果ですね。 車は悪くなくて、1セット目のタイヤはうまくまとめられなかったんですけれど、2セット目はいいタイムを出せて。他の車にひっかかって上手くリズムが取れなかったんですが、路面の状況は確実に良くなってました。以前にバーレーンで走っていた時よりも路面のグリップのある所とない所の差が激しいと感じました。
第1レースではエンジンストール(エンジンが止まってしまう症状)をしてしまったのが全てでした。だから途中でファステストラップを取りに行くという戦略に切替えて、まず1点稼いでダメージを最低限に押さえました。接触したことから2つのミラーが壊れて後ろが全然見えなくて大変でした。 第2レースはタイヤ交換ができないので結構つらかったんですけれど、車は悪くなくて、ダウンフォースも他の車よりもついていたのでタイヤの痛みは少なかったです。でもタイヤを1セットしか使えないというのはきついので、今後のためにももうちょっと考えないといけないですね。リアタイヤのグリップが無くなってくる分、オーバーステア(コーナーで車がドライバーの意思より曲がり過ぎる症状)が出てきてしまうんです。アーマームラーとの戦いは、彼の直線のスピードが速かったんで抜きづらくて。なかなかミスもしてくれなかったんですけれど、最後の周、第1コーナーでプレッシャーをかけて第4コーナーで上手くいったという感じでした。これもリアタイヤがたれてきてトラクションがかからないからなんです。やった!というのが本音でしたね。
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