地域別活動
アジア
トヨタの海外進出史において古い歴史をもっている東南アジアでは、1950年代にディストリビューターを設置し、販路拡大の足掛かりを築いた。
1960年代からCKD輸出圏を拡大し、タイ、フィリピンなどに進出し、現在タイ、インドネシア、フィリピン、マレーシアなど、14生産会社を有している。
2004年(平成16年)から始まったIMV*では、タイ、インドネシアが南アフリカ、アルゼンチンなどと並ぶグローバル生産拠点となり、輸出も推進している。
また、インドネシア、タイ、フィリピン、台湾、ブルネイ、ベトナムの6カ国でトヨタ車のシェアは1位となっている。
- *
- Innovative International Multi-purpose Vehicle
タイ
西暦
|
和暦
|
月
|
沿革
|
---|---|---|---|
1954
|
昭和29
|
8
|
消防車117台を一括受注
|
1957
|
昭和32
|
2
|
バンコク営業所発足(5月 支店に昇格)
|
1962
|
昭和37
|
10
|
トヨタ・モーター・タイランド(TMT)設立
|
1964
|
昭和39
|
2
|
TMT組立工場操業開始。「ティアラ」「スタウト」の組立開始
|
1967
|
昭和42
|
1
|
バンコク支店をTMTに併合
|
1969
|
昭和44
|
8
|
タイ日野工業で「カローラ」の組立開始(1972年8月 TMTに移管)
|
12
|
TMT、総合センター(モータープール、部品倉庫、新車検査ライン)完成
|
||
12
|
市場占拠率No.1を達成
|
||
1970
|
昭和45
|
10
|
TMTで「クラウン」の組立開始
|
1974
|
昭和49
|
4
|
TMT株式を現地資本化(22%)
|
1975
|
昭和50
|
5
|
TMT第2工場(乗用車)操業開始
|
7
|
TMT、整備訓練センター完成
|
||
9
|
「ハイラックス」ボデーの製造開始
|
||
1978
|
昭和53
|
1
|
乗用車新国産化法令発表(完成乗用車の輸入禁止)
|
2
|
トヨタ・オートボデー・タイランド(TABT)設立(1979年5月 操業開始)
|
||
1980
|
昭和55
|
12
|
第1回国産化会議開催
|
1981
|
昭和56
|
10
|
TMTで乗用車エンジンの組付開始
|
1982
|
昭和57
|
2
|
タイ・トヨタ協力会設立
|
10
|
TMT技術部発足
|
||
1985
|
昭和60
|
9
|
TMTで「スターレット」の組立開始
|
1987
|
昭和62
|
6
|
エンジン製造会社、サイアム・トヨタ・マニュファクチャリング(STM)設立の合弁契約に調印
|
1996
|
平成8
|
2
|
TMTゲートウェイ工場稼動開始
|
1997
|
平成9
|
1
|
「ソルーナ」発売
|
7
|
アジア通貨危機発生
|
||
1998
|
平成10
|
11
|
「ハイラックス」の豪州向け輸出開始
|
2003
|
平成15
|
3
|
TTCAP‐TH設立
|
2004
|
平成16
|
8
|
「ハイラックス VIGO」の生産開始
|
2006
|
平成18
|
7
|
TMAPタイ設立
|
2007
|
平成19
|
1
|
TMTバンポー工場稼動開始
|
4
|
TTCAP‐THとTMAPタイを統合しTMAP‐EM設立
|
||
2008
|
平成20
|
6
|
「カムリ ハイブリッド」の2009年内の生産開始を発表
|
2010
|
平成22
|
11
|
TMTゲートウェイ工場で「プリウス」生産ラインオフ式典を実施
|
12
|
TMTバンボー工場で、タイにおける生産累計500万台達成記念式典を実施
|
||
2011
|
平成23
|
10
|
大洪水により稼働停止(11月復旧)
|
インドネシア
西暦
|
和暦
|
月
|
沿革
|
---|---|---|---|
1957
|
昭和32
|
6
|
「クラウン」1台を初輸出
|
1961
|
昭和36
|
|
戦争賠償として国家警察向け大型トラックと「ランドクルーザー」を大量受注
|
1963
|
昭和38
|
6
|
政府から賠償に伴う大型トラックと「ランドクルーザー」913台を一括受注
|
1968
|
昭和43
|
10
|
ジャカルタ駐在員事務所発足(1971年12月 廃止)
|
1970
|
昭和45
|
5
|
ガヤ・モーター(GAYA)で大型トラックと「ランドクルーザー」の組立開始
|
1971
|
昭和46
|
4
|
トヨタ・アストラ・モーター(TAM)設立
|
5
|
GAYAで「コロナ」の組立開始(1975年4月 組立中止)
|
||
1972
|
昭和47
|
1
|
GAYAで「カローラ」の組立開始
|
1973
|
昭和48
|
5
|
TAM、新本社屋完成
|
1974
|
昭和49
|
9
|
マルチ・アストラ(MA)で「ランドクルーザー」の組立開始
|
1975
|
昭和50
|
2
|
TAM、整備訓練センター完成
|
4
|
MA新工場操業開始。「カローラ」「コロナ」「ダイナ」の組立開始
|
||
6
|
アジアカー試作車をジャカルタ・フェアーに出品
|
||
1976
|
昭和51
|
12
|
トヨタ・モビリンド(MBD)設立
|
1977
|
昭和52
|
5
|
MBD、ボデーの製造開始
|
6
|
MAで「BUV」(ベーシック・ユーティリティ・ビークル)(現地名 「キジャン」)の組立開始
|
||
1979
|
昭和54
|
1
|
MBD第二工場操業開始
|
1984
|
昭和59
|
3
|
トヨタ・エンジン・インドネシア(TEI)設立(1985年1月 操業開始)
|
1985
|
昭和60
|
7
|
MAで「スターレット」の組立開始
|
1986
|
昭和61
|
8
|
MAで「TUV」(トヨタ・ユーティリティ・ビークル)(現地名 「キジャン」)の組立開始
|
1987
|
昭和62
|
11
|
「キジャン」のブルネイ向け輸出開始
|
1989
|
平成元
|
1
|
製造・組立の3社をTAMが吸収合併し新生TAM設立
|
1998
|
平成10
|
3
|
TMMINカラワン工場稼動開始
|
2003
|
平成15
|
8
|
TAM製販分離(製造はTMMINへ)
|
2004
|
平成16
|
1
|
「アバンザ」のラインオフ
|
9
|
「キジャン イノーバ(IMV5)」生産開始
|
||
2006
|
平成18
|
9
|
「フォーチュナー(IMV4)」生産開始
|
2008
|
平成20
|
7
|
「アバンサ」委託加工生産開始
|
2011
|
平成23
|
9
|
トヨタインドネシア事業創立40周年式典を実施
|
マレーシア
西暦
|
和暦
|
月
|
沿革
|
---|---|---|---|
1956
|
昭和31
|
8
|
「ランドクルーザー」1台を初輸出
|
1960
|
昭和35
|
9
|
カーモーターとディストリビューター契約に調印(1974年2月 解消)
|
1967
|
昭和42
|
9
|
ボルネオ・モーター(BM)とCKD輸出契約に調印(1982年9月 解消)
|
1968
|
昭和43
|
2
|
チャンピオン・モーター(CM)で「コロナ」「カローラ」の組立開始
|
1975
|
昭和50
|
4
|
CM、アッセンブリー・サービス(ASSB)に社名変更
|
1978
|
昭和53
|
5
|
サラワク・モーター・インダストリーズ(SMI)で「ランドクルーザー」の組立開始
|
1979
|
昭和54
|
1
|
サリン・モーターとディストリビューター契約に調印(「ランドクルーザー」を担当)
|
9
|
エマストリン・モーターとディストリビューター契約に調印(「ハイラックス」を担当、1984年4月解消)
|
||
1980
|
昭和55
|
3
|
クアラルンプール駐在員事務所発足
|
1982
|
昭和57
|
9
|
ASSBで「ライトエース」の組立開始
|
10
|
ユナイテッド・モーター・ワークと合弁でセジャティモーター(以下、セジャティ)設立
|
||
10
|
セジャティ、ASSBを買収
|
||
1983
|
昭和58
|
2
|
サリン・モーター、セジャティ傘下に入りサルティ・モータースに社名変更
|
1987
|
昭和62
|
10
|
セジャティモーターがUMWTに社名変更
|
1990
|
平成2
|
7
|
T&Kオートパーツ設立
|
2006
|
平成18
|
5
|
「ハイエース」のタイ向け輸出開始
|
2011
|
平成23
|
4
|
トヨタ車生産累計100万台達成
|
フィリピン
西暦
|
和暦
|
月
|
沿革
|
---|---|---|---|
1956
|
昭和31
|
1
|
「クラウン」1台を初輸出
|
1957
|
昭和32
|
1
|
戦争賠償として消防車を受注
|
1962
|
昭和37
|
6
|
デルタ・モーター(DMC)と提携(1984年3月 解消)
|
11
|
「ティアラ」の組立開始
|
||
1967
|
昭和42
|
2
|
マニラ駐在員事務所発足
|
1969
|
昭和44
|
4
|
新組立工場操業開始
|
1971
|
昭和46
|
12
|
市場占拠率No.1を達成
|
1972
|
昭和47
|
9
|
国産化計画の参加企業に選出される
|
1973
|
昭和48
|
12
|
エンジン工場操業開始
|
1976
|
昭和51
|
12
|
BUV(ベーシック・ユーティリティ・ビークル)(現地名 「タマラオ」)の組立開始
|
1981
|
昭和56
|
2
|
「タマラオ」をモデルチェンジし組立開始
|
1982
|
昭和57
|
5
|
本格的なプレス型製作開始
|
1983
|
昭和58
|
12
|
経済危機により操業中止
|
1988
|
昭和63
|
8
|
TMP設立
|
1990
|
平成2
|
8
|
TAP設立
|
1994
|
平成6
|
12
|
初の年間トリプルクラウン達成
|
1997
|
平成9
|
1
|
サンタロサ工場稼動開始
|
2002
|
平成14
|
10
|
販売部GTタワー(マニラ中心部)に移転
|
12
|
7年ぶりの年間トリプルクラウン達成
|
||
2003
|
平成15
|
12
|
2年連続年間トリプルクラウン達成
|
2005
|
平成17
|
1
|
「イノーバ(IMV5)」生産開始
|
2007
|
平成19
|
8
|
「ヴィオス」生産開始
|
2009
|
平成21
|
1
|
レクサスディーラー開業
|
5
|
販売累計60万台達成
|
台湾
西暦
|
和暦
|
月
|
沿革
|
---|---|---|---|
1949
|
昭和24
|
|
大型トラック20台を初輸出
|
|
和泰商行(現 和泰汽車股份有限会社)とディストリビューター契約に調印
|
||
1960
|
昭和35
|
7
|
タクシー用に「クラウン」「ティアラ」315台を一括受注
|
1968
|
昭和43
|
4
|
六和汽車股份有限会社と提携(1973年1月 解消)
|
1970
|
昭和45
|
10
|
六和汽車股份有限会社で「ミニエース」の生産開始
|
1971
|
昭和46
|
11
|
六和汽車股份有限会社で「コロナ」の組立開始
|
1983
|
昭和58
|
1
|
年産20万台計画に指名され、中国鋼鉄と合弁基本契約に調印
|
5
|
台北駐在員室発足(1987年2月 台湾事務所に変更)
|
||
1984
|
昭和59
|
9
|
年産20万台計画の合弁交渉、白紙還元
|
1986
|
昭和61
|
2
|
合弁生産に関する投資計画、認可
|
6
|
和泰汽車股份有限会社と合弁で豊永股份有限会社(豊永)設立
|
||
6
|
国瑞汽車股份有限会社(国瑞)に資本参加(22%)
|
||
1988
|
昭和63
|
9
|
国瑞・豊永の両工場開業披露式の実施
|
1995
|
平成7
|
3
|
国端、観音工場稼動開始
|
1996
|
平成8
|
7
|
国瑞が豊永を吸収合併
|
1997
|
平成9
|
11
|
国瑞生産累計50万台達成
|
2003
|
平成15
|
11
|
国瑞生産累計100万台達成
|
2004
|
平成16
|
7
|
国瑞20周年記念式典
|
2007
|
平成19
|
8
|
和泰60周年記念式典
|
2008
|
平成20
|
4
|
国瑞の資本構成変更し子会社化(トヨタ65%、和泰30%、日野5%)
|
2009
|
平成21
|
1
|
国瑞から中近東諸国へ「カローラ アルティス」の輸出を開始
|
2011
|
平成23
|
9
|
販売累計200万台達成(トヨタブランド)
|
インド
西暦
|
和暦
|
月
|
沿革
|
---|---|---|---|
1957
|
昭和32
|
6
|
「クラウン」1台を初輸出
|
1983
|
昭和58
|
3
|
デリー・クロス&ジェネラル・ミルズと合弁でDCMトヨタ(DTL)設立
|
8
|
DTLと技術援助契約に調印
|
||
1984
|
昭和59
|
7
|
DTLに資本参加(26%)
|
1985
|
昭和60
|
5
|
「ダイナ」の組立開始
|
1986
|
昭和61
|
9
|
エンジンの組付開始
|
1997
|
平成9
|
10
|
TKM設立
|
1999
|
平成11
|
12
|
「クオリス」の生産開始(第1工場操業開始)
|
2002
|
平成14
|
4
|
TKAP設立
|
2003
|
平成15
|
1
|
「カローラ」の生産開始
|
2004
|
平成16
|
5
|
R-トランスミッションの生産開始
|
2005
|
平成17
|
2
|
「イノーバ」の生産開始
|
2009
|
平成21
|
8
|
「フォーチュナー」生産開始
|
2010
|
平成22
|
12
|
「エティオス」の生産開始(第2工場操業開始)
|
2011
|
平成23
|
6
|
「エティオス リーバ」の生産開始
|
パキスタン
西暦
|
和暦
|
月
|
沿革
|
---|---|---|---|
1970
|
昭和45
|
4
|
ナショナル・モーターズで「ランドクルーザー」の組立開始(1986年8月組立中止)
|
1973
|
昭和48
|
12
|
アワミ・オートで「ハイエース」の組立開始(1986年8月組立中止)
|
1989
|
平成元
|
12
|
IMC設立
|
1990
|
平成2
|
7
|
IMCでのCBU販売開始
|
1993
|
平成5
|
3
|
IMCでのCKD「カローラ」生産開始
|
1996
|
平成8
|
1
|
IMCでのCKD「ハイラックス」生産開始
|
2000
|
平成12
|
3
|
IMCでのCKD「クオーレ」(ダイハツブランド)生産開始
|
2008
|
平成20
|
6
|
TMC出資比率(12.5%から25%へ)増
|
10
|
IMCの工場にプレス工場新設
|
||
2010
|
平成22
|
4
|
IMC20周年式典
|
10
|
IMCでのCKD「ハイラックス(ダブルキャブ)」生産追加
|
南西アジア諸国
西暦
|
和暦
|
月
|
沿革
|
---|---|---|---|
1982
|
昭和57
|
7
|
バングラデシュのナバナで「ランドクルーザー」の組立開始
|
2007
|
平成19
|
4
|
ネパールUTS設立40周年記念式典実施
|
その他
西暦
|
和暦
|
月
|
沿革
|
---|---|---|---|
1950
|
昭和25
|
7
|
第1次朝鮮特需1,000台を受注(2年間に4,679台)
|
1956
|
昭和31
|
12
|
第1回東南アジア巡航見本市船にクラウン、ランドクルーザーを出品
|
1958
|
昭和33
|
6
|
在日米陸軍調達本部(APA)から東南アジア向けに車両を受注(5年間に5万1,000台)
|
1966
|
昭和41
|
1
|
韓国の新進自動車工業とCKD輸出契約に調印(1972年10月解消)
|
1973
|
昭和48
|
9
|
第1回南太平洋代表者会議開催
|
1977
|
昭和52
|
10
|
第1回豪亜商品導入会議開催
|
1978
|
昭和53
|
1
|
第1回豪亜主要国代表者会議を東京で開催
|
1988
|
昭和63
|
10
|
ASEAN6カ国がBBC(Brand to Brand Complementation)の覚書に調印
|
1990
|
平成2
|
7
|
TMSS(Toyota Motor Management Service Singapore)(シンガポール)設立
|
1992
|
平成4
|
1
|
AFTA(ASEAN Free Trade Area)正式合意
|
1993
|
平成5
|
1
|
ASEANでCEPT(Common Effective Preferential Tariff)スキーム開始
|
1995
|
平成7
|
9
|
TMV(ベトナム)設立
|
1996
|
平成8
|
11
|
AICO(ASEAN Industrial Cooperation Scheme)スキーム開始
|
2000
|
平成12
|
3
|
TMKR(韓国)設立
|
2001
|
平成13
|
4
|
TMSS(シンガポール)の社名をTMAPに変更
|
|
「カローラ アルティス」のラインオフ
|
||
2002
|
平成14
|
|
「カムリ」のラインオフ
|
|
「ヴィオス」のラインオフ
|
||
2008
|
平成20
|
3
|
韓国でトヨタブランドの2009年後半からの販売を発表
|