地域別活動
北米
北米での活動は、トヨタが1957年(昭和32年)にアメリカに初めてクラウン2台をサンプル輸出してから半世紀余り、そして、1984年にNUMMIでトヨタ初の北米生産開始してから30年弱が経過した。
これまで排ガス規制、貿易摩擦、世界同時不況など、幾多の困難を乗り越え、トヨタは企業市民として米国社会に定着してきた。
今やこの北米(アメリカ、カナダ)には11生産会社を有し、2002年(平成14年)には北米生産累計1,000万台を達成。また、ディストリビューター3社、販売会社1,750社強からなる販売網を通じて、年間200万台のトヨタ車(含、レクサス車)が販売されている。
アメリカ
西暦
|
和暦
|
月
|
沿革
|
---|---|---|---|
1957
|
昭和32
|
8
|
「クラウン」2台をサンプル輸出
|
10
|
カリフォルニア州に米国トヨタ自動車販売(株)設立
|
||
1958
|
昭和33
|
2
|
西海岸に直営のトヨタ・モーター・ディストリビューターおよびハリウッド・トヨタを設立
|
3
|
ハワイのサービス・モーター(現 サーブコ)とディストリビューター契約に調印
|
||
6
|
カルフォルニア州のホルト・モーターとディーラー契約に調印
|
||
7
|
「クラウン」「ランドクルーザー」を導入し、西海岸を基盤に営業開始
|
||
1959
|
昭和34
|
11
|
東海岸に直営のトヨタ・モーター・ディストリビューターズ・オブ・ニュージャージーを設立
|
1960
|
昭和35
|
6
|
「ティアラ(RT20L型)」を導入
|
1961
|
昭和36
|
3
|
販売不調のため乗用車の輸出を一時断念
|
1965
|
昭和40
|
4
|
新型「コロナ(RT43L型)」を導入
|
12
|
中西部につきミッドサザン・トヨタとディストリビューター契約に調印
|
||
1967
|
昭和42
|
3
|
ニューヨーク駐在事務所発足
|
1968
|
昭和43
|
4
|
「カローラ」を導入
|
10
|
南西部につきサウスイースト・トヨタとディストリビューター契約に調印
|
||
1969
|
昭和44
|
6
|
南部につきガルフステイツ・トヨタとディストリビューター契約に調印
|
6
|
「ハイラックス」および「クレシーダ」を導入
|
||
1970
|
昭和45
|
4
|
東海岸につきミッドアトランチック・トヨタとディストリビューター契約に調印
|
1971
|
昭和46
|
1
|
東海岸につきニュー・イングランド・トヨタとディストリビューター契約に調印(1978年3月直営化)
|
5
|
「セリカ」を導入
|
||
1972
|
昭和47
|
1
|
Atlasと「ハイラックス」のリヤデッキの組立契約に調印、委託生産開始
|
1973
|
昭和48
|
2
|
中西部での販売強化のためミッドサザン・トヨタを三分割(1975年12月直営化)
|
5
|
車両供給不足問題発生
|
||
10
|
第一次石油危機により1974年モデルの相次ぐ値上げ始まる
|
||
10
|
キャルティ・デザイン・リサーチ設立
|
||
1974
|
昭和49
|
2
|
Atlas(現 TABC)をトヨタが買収
|
1975
|
昭和50
|
12
|
広告代理店としてダンサー・フィッツジェラルド・サンプル(DFS)を新たに選定
|
12
|
「セリカ リフトバック」を導入
|
||
12
|
VWを抜き乗用車部門で輸入車No.1に
|
||
1976
|
昭和51
|
3
|
「セリカ」1976年インポート・カー・オブ・ザ・イヤーを受賞
|
4
|
プレジデント1000クラブを設立
|
||
1977
|
昭和52
|
2
|
1978年モデルの「セリカ」発表準備のため、マーケティングチームを日本に派遣
|
3
|
ディーラーの24時間営業を謳った全米統一トヨタソンで歴史的受注を記録
|
||
6
|
トヨタ・テクニカル・センターUSA(TTC-USA)設立
|
||
1978
|
昭和53
|
8
|
ワシントン駐在員事務所発足
|
7
|
大幅な円高に伴い、1978年モデルの相次ぐ値上げ実施
|
||
12
|
乗用車・トラック・総販売のトリプルクラウン達成
|
||
1979
|
昭和54
|
9
|
全米ディーラー大会を東京で開催
|
10
|
FF小型車「ターセル」を導入
|
||
10
|
新広告キャンペーン「オー ホワット ア フィーリング」を開始
|
||
1980
|
昭和55
|
8
|
トラックのキャブシャシー輸入関税率、4%から25%に増加
|
10
|
円高および石油価格上昇により1981年モデルの相つぐ値上げ始まる
|
||
1981
|
昭和56
|
4
|
乗用車輸出自主規制実施(年間168万台)
|
10
|
新型「セリカ スープラ」を導入
|
||
1982
|
昭和57
|
10
|
販売金融会社トヨタ・モーター・クレジット設立
|
11
|
米国トヨタ、新本社屋完成
|
||
1983
|
昭和58
|
3
|
「カムリ」を導入
|
1984
|
昭和59
|
2
|
GMと合弁でNUMMI設立
|
12
|
「シボレーNOVA」第1号車生産開始
|
||
1985
|
昭和60
|
1
|
ニューヨーク事務所、マンハッタンの新事務所に移転
|
10
|
全米ディーラー大会を東京で開催
|
||
1986
|
昭和61
|
1
|
ケンタッキー州にToyota Motor Manufacturing, U.S.A., Inc.(TMM)設立(現 TMMK)
|
10
|
NUMMI生産の「カローラ FX」をトヨタ・ディーラーで発売
|
||
10
|
円高により1987年モデルの相次ぐ値上げ始まる
|
||
12
|
輸入車初の年間販売100万台を達成
|
||
1987
|
昭和62
|
8
|
第2販売網新設を発表
|
1988
|
昭和63
|
5
|
TMMにて「カムリ」の生産開始
|
1989
|
平成元
|
12
|
TMMにて5Sエンジン生産開始
|
|
「レクサス LS400」「レクサス ES250」発売開始
―ハワイでは、1990年1月にレクサス販売開始 |
||
1990
|
平成2
|
1
|
Bodine Aluminum, Inc.をトヨタが買収
|
1991
|
平成3
|
3
|
TTC、アナーバーおよびトーランスの施設を拡張・新設、アナーバーで設計業務を本格化
|
1992
|
平成4
|
2
|
Toyota Motor Corporate Service of North America, Inc.(TMCS)内にTPSを開示するToyota Supplier Support Center(TSSC)を設置
|
6
|
TTC、本社をガーデナーアナーバからアナーバーへ変更
|
||
1993
|
平成5
|
1
|
Bodine トロイ工場新設、エンジンヘッド・インマニの生産開始
|
4
|
TTCアリゾナ・テストコース(TAPG)完成
|
||
1994
|
平成6
|
3
|
TMM第2工場生産開始
|
1996
|
平成8
|
2
|
Toyota Motor Manufacturing, Indiana, Inc.(TMMI)設立
|
5
|
Toyota Motor Manufacturing, West Virginia, Inc.(TMMWV)設立
|
||
10
|
北米製造統括会社Toyota Motor Manufacturing North America, Inc.(TMMNA)(現 TEMA)設立
TMMNA発足に伴い社名変更 (TMMからTMMKへ) |
||
1998
|
平成10
|
11
|
TMMWVにてL4エンジンの生産開始
|
1999
|
平成11
|
2
|
TMMIにてタンドラの生産開始
|
2000
|
平成12
|
|
ハイブリッド車プリウス販売開始
|
2001
|
平成13
|
5
|
TMMWVにてトランスミッションの生産開始
|
6
|
Toyota Motor Manufacturing, Alabama, Inc.(TMMAL)設立
|
||
2002
|
平成14
|
7
|
TMMNAで北米生産1,000万台記念式典(29日)
|
2003
|
平成15
|
1
|
TMMI第2工場(東工場)生産開始
|
3
|
Toyota Motor Manufacturing, Texas, Inc.(TMMTX)設立
|
||
4
|
TMMALにてV8エンジンの生産開始
|
||
5
|
ハワイ 販売累計30万台達成
|
||
6
|
米国におけるトヨタ、レクサスに次ぐ第3のブランド「サイオン(Scion)」を立上げ、カリフォルニア州105店で 展開を開始した。
―ハワイでは、2004年6月にサイオンブランド販売開始 |
||
2006
|
平成18
|
2
|
北米生産サポートセンター(NAPSC)開設
|
3
|
SIAに「カムリ」生産委託発表
|
||
4
|
生産事業体統括会社であるTMMNAと、開発部門であるTTC-USAが統合し、北米の研究開発・製造統括新会社 TEMA発足
|
||
9
|
TTC ヨーク・タウンシップ施設で鍬入れ式を実施
|
||
11
|
TMMTXにて「タンドラ」の生産開始
|
||
|
ハワイ年間販売初の2万台超え
|
||
2007
|
平成19
|
4
|
Toyota Motor Manufacturing, Mississippi, Inc.(TMMMS)設立
|
2008
|
平成20
|
7
|
北米における生産体制の再構築を発表
|
8
|
TMMI、TMMTX、TMMALで、約3カ月間(~11月)の生産稼動休止日設定
|
||
9
|
リーマンショック以降、系列ディーラーで収益悪化と在庫過多に直面
|
||
2009
|
平成21
|
8
|
NUMMIへの「カローラ」「タコマ」生産委託打切り決定を発表
|
11
|
TMAのニューヨークオフィスを移転
|
||
11
|
TMS、米NHTSA(米高速道路安全局)と協議し、8モデル*の 自主改善措置を講じることを発表[25日]
|
||
12
|
ブランド別販売で3年連続1位、レクサスはラグジャリーブランド10年連続1位を達成
|
||
2010
|
平成22
|
1
|
アクセルペダル戻り不良不具合により「カローラ」など、8モデル*の リコールを決定[21日]
|
2
|
TMS、ABS不具合による「HV」リコール実施を発表(8日)
|
||
2
|
米下院監視・政府改革委員会で、豊田社長、TMA稲葉社長が証言[24日]
|
||
4
|
NUMMIにて、1984年から25年間続いた生産活動を終了[1日]
|
||
4
|
レクサスシリーズのリコール実施(4/19、5/21、7/2)を発表
|
||
4
|
アドバイザリーパネル(品質顧問委員会)発足[29日]
―5月に来日し、当社の品質管理棟、東富士研究所、工場などの 視察・アドバイスを実施 |
||
7
|
TMMTXでNUMMIからの生産移管分である「タコマ」の生産を開始
|
||
8
|
エンジン制御電子部品不具合で「カローラ」「マトリックス」のリコール実施を発表
|
||
2011
|
平成23
|
8
|
TMMKで新型「カムリ」のラインオフ式を実施(豊田社長出席による4元同時中継)
|
8
|
レクサス、新型「GS」をベブルビーチで記者発表(豊田社長出席)
|
||
8
|
TMMIで韓国向け「シエナ」を生産開始
|
||
10
|
TMMKで韓国向け「カムリ」を生産開始
|
||
11
|
世界大会を実施(初の海外開催)
|
||
11
|
TMMSにて「カローラ」の生産開始
|
- *
- 「カムリ」「アバロン」「プリウス」など
カナダ
西暦
|
和暦
|
月
|
沿革
|
---|---|---|---|
1964
|
昭和39
|
7
|
カナディアン・モーター・インダストリーズ(CMI)とディストリビューター契約に調印
|
11
|
「クラウン」「パブリカ」を導入
|
||
1965
|
昭和40
|
1
|
トロント駐在員事務所発足(1972年4月 廃止)
|
1966
|
昭和41
|
5
|
CMI減資。三井物産(株)筆頭株主に
|
1967
|
昭和42
|
6
|
新型「コロナ(RT43L型)」を導入
|
1968
|
昭和43
|
5
|
「カローラ」を導入
|
1969
|
昭和44
|
9
|
「カローラ」の組立開始(1975年11月 組立中止)
|
1970
|
昭和45
|
3
|
「ハイラックス」を導入
|
9
|
CMI、オンタリオ州に新本社屋完成
|
||
1971
|
昭和46
|
12
|
総販売で輸入車No.1を達成
|
1972
|
昭和47
|
1
|
CMIに資本参加(30%)
|
1975
|
昭和50
|
8
|
CMI、経営合理化の一環で人員整理を発表
|
1979
|
昭和54
|
9
|
全加ディーラー大会を東京で開催
|
10
|
FF小型車「ターセル」を導入
|
||
1980
|
昭和55
|
1
|
広告代理店としてDFSを新たに選定
|
4
|
CMIをToyota Canada Inc.(TCI)に社名変更(50%出資)
|
||
1981
|
昭和56
|
6
|
乗用車輸出自粛措置実施(年間17万4,000台)
|
1982
|
昭和57
|
9
|
全加ディーラー大会を東京・名古屋で開催
|
1983
|
昭和58
|
3
|
「カムリ」を導入
|
3
|
ブリティッシュ・コロンビア州にCanadian Autoparts Toyota Inc.(CAPTIN)設立
|
||
1985
|
昭和60
|
2
|
CAPTINにてアルミホイールの生産開始
|
1986
|
昭和61
|
1
|
オンタリオ州にToyota Motor Manufacturing Canada, Inc.(TMMC)設立
|
3
|
カナダ事務所発足
|
||
1988
|
昭和63
|
4
|
カナダ販売累計100万台達成
|
11
|
TMMC(南工場)にて「カローラ」の生産開始
|
||
1990
|
平成2
|
10
|
カナダレクサスチャネル設立、販売開始
|
1995
|
平成7
|
10
|
TMMCエンジン組付生産開始
|
1997
|
平成9
|
8
|
TMMC北工場生産開始
|
12
|
カナダ年間販売初の10万台突破
|
||
1999
|
平成11
|
6
|
カナダ販売累計200万台達成
|
2002
|
平成14
|
12
|
カナダ年間販売15万台超え達成
|
2003
|
平成15
|
4
|
カナダ市場シェア10%超え達成
|
9
|
レクサスブランド初の海外生産がTMMCで開始
|
||
2006
|
平成18
|
1
|
カナダ販売累計300万台達成
|
2007
|
平成19
|
12
|
TMMCエンジン組付生産終了(TMMWVに集約)
|
12
|
カナダ年間販売20万台突破
|
||
2008
|
平成20
|
10
|
1月からの10カ月連続の単月販売新記録が途切れ、けん引役の「ヤリス」「カローラ」の販売も落ち込んだ。
|
11
|
TMMCウッドストック工場で「RAV4」の生産を開始
|
||
2009
|
平成21
|
11
|
TCI、創立以来初の「販売台数No.1」を達成
|
12
|
TCI、単月シェア最高(15.9%)を記録
|
||
2010
|
平成22
|
1
|
リコール発表
|
2
|
「プリウス」「レクサス HS」をリコール
|
||
3
|
カナダ運輸インフラ地域委員会 TMA稲葉社長、TMMCタンゲイ社長、TCI富原社長などが証言
|
||
10
|
カナダで「サイオン」立上げ、販売開始
|
||
2011
|
平成23
|
1
|
TCI累計販売400万台達
|
11
|
TMMCで設立25周年記念式典を開催
|