対外活動

自動車関連団体

トヨタ自動車トップによる対外活動は、1970年代は、自動車業界を中心とした活動であったが、1980年代半ば頃から、その範囲が徐々に広がっていった。この時期、1984年(昭和59年)に、豊田英二会長(当時)が「経済団体連合会(以下、経団連)」の副会長に、また同年、花井正八相談役(当時)が「日本経営者団体連盟(以下、日経連)」の副会長に就任している。

ここでは「自動車関連団体」と「経済団体」の主だった活動および、弊社の、会長就任者を記している。

日本自動車工業会(自工会)

1967年(昭和42年)の自工会発足以降、トヨタ自動車のトップは、7名が日本自動車工業会(以下、自工会)会長に就任し、自動車業界の課題解決にリーダーシップを発揮した(トヨタ自動車の工販合併後は6名)。

<自工会会長を歴任したトップ役員>

就任期間
氏名
就任当時の役職
1972年(昭和47年)~1980年(昭和55年)
豊田英二
トヨタ自動車工業 社長
1986年(昭和61年)5月~1990年(平成2年)5月
豊田章一郎
トヨタ自動車 社長
1994年(平成6年)5月~1995年(平成7年)5月
豊田達郎
トヨタ自動車 社長
1995年(平成8年)5月~1996年(平成9年)5月
岩崎正視
トヨタ自動車 副会長
2000年(平成12年)5月~2002年(平成14年)5月
奥田碩
トヨタ自動車 会長
2006年(平成18年)5月~2008年(平成20年)5月
張富士夫
トヨタ自動車 会長
2012年(平成24年)5月~
豊田章男
トヨタ自動車 社長

日本自動車会議所(会議所)

豊田章一郎会長(当時)は、1993年(平成5年)6月に日本自動車会議所(以下、会議所)の会長に就任した。就任当初から、自動車関係諸団体が一同に入居する合同ビル(日本自動車会館)の建設を提唱した。この構想は、東京都内に散在する諸団体の拠点を集約し、各団体の連携強化を図るとともに、情報発信の強化や外部との交流促進を図ろうとするものであった。

2002年5月に、自工会が自動車工業振興会、自動車産業経営者連盟と統合したことなどを契機に検討が本格化し、2004年3月に、日本自動車会館の開設が実現した。