社会貢献活動
概要
トヨタは「社会から信頼される良き企業市民」となることを目指し、また豊かな社会づくりとその持続的な発展のためグローバルで社会貢献活動に取り組んでいる。1989年(平成元年)に社長を委員長とする「社会貢献活動委員会」を設置、1995年に は「社会貢献活動理念」を制定した。また2006年1月には、これまで社内に分散していた機能を集約し「社会貢献推進部」を発足させ、トヨタの社会貢献活動をグローバルに連携し、戦略的かつ効率的に進めている。
活動の取組み分野としては、1960年代から1970年代にかけて交通環境改善活動に重点を置き、交通政策の研究・提言や交通安全啓発活動を行ってきた。1990年代からは、国内では交通安全活動に加えて科学技術の振興や芸術文化の普及、環境分野での活動にも取り組んできた。また海外にも活動の場を広げ、教育分野や環境分野で社会貢献活動を実施。1998年からは、グローバルでは「環境」「交通安全」「人材育成」の3分野を重点領域とし、日本においては、3分野に「芸術・文化」「共生社会」の領域を加え、社会のニーズに応じて、トヨタのもつ技術やノウハウといったリソーセスを活用しながら積極的に社会貢献活動を進めている。 2009年11月のCSR委員会より「芸術・文化」「共生社会」をさらに「社会・文化」として統合した。
基本方針
国内における主な社会貢献活動の歴史
西暦
|
和暦
|
事柄
|
---|---|---|
1925
|
大正14
|
豊田佐吉、蓄電池の発明奨励のため帝国発明協会に100万円(当時)の寄付を約束
|
1935
|
昭和10
|
「豊田綱領」を制定
|
1969
|
昭和44
|
「トヨタ交通安全キャンペーン」開始
|
「トヨタサマースクール」開始
|
||
1974
|
昭和49
|
|
1976
|
昭和51
|
「ふれあいグリーンキャンペーン」開始
|
1977
|
昭和52
|
|
1979
|
昭和54
|
「トヨタ子ども110番」開設(~2009年)
|
1981
|
昭和56
|
|
「トヨタコミュニティコンサート」開始
|
||
1985
|
昭和60
|
「トヨタ青少年ミュージックキャンプ」(現「トヨタ青少年オーケストラキャンプ」)開始
|
1986
|
昭和61
|
|
1987
|
昭和62
|
「トヨタ・ヤングドライバーズクリニック」(現 「トヨタドライバーコミュニケーション」)開始
|
トヨタ記念病院 開院
|
||
「トヨタコンファレンス」開始
|
||
1989
|
平成元
|
|
「トヨタアフター5コンチェルト」開始(~2002年)
|
||
社会貢献活動委員会 設置
|
||
1990
|
平成2
|
|
1992
|
平成4
|
「トヨタの森」計画を策定
|
1993
|
平成5
|
|
アムラックス大阪 オープン(2003年6月閉館)
|
||
1994
|
平成6
|
|
1995
|
平成7
|
「社会貢献活動理念」制定
|
1996
|
平成8
|
「トヨタ・アートマネジメント講座」開始(~2004年)
|
「トヨタ・エイブルアート・フォーラム」開始(~2004年)
|
||
「科学のびっくり箱!なぜなにレクチャー」開始
|
||
1997
|
平成9
|
「トヨタ・マスター・プレイヤーズ,シリーズ」開始
|
「トヨタの森・モデル林」開設
|
||
「トヨタふれあいコンサート」開始(~2003年)
|
||
1998
|
平成10
|
「エコのもりセミナー」開始(~2005年)
|
1999
|
平成11
|
|
「在日ブラジル人自動車整備士養成コース」開設
|
||
「トヨタ創造空間プロジェクト」開始
|
||
「トヨタコレクション」取得
|
||
2000
|
平成12
|
「トヨタ・チャイルドセーフティコミュニケーション」開始
|
「トヨタ環境助成プログラム」開始
|
||
2001
|
平成13
|
「トヨタコレクション」国立科学博物館に預託
|
「トヨタコレオグラフィアワード」開始
|
||
2004
|
平成16
|
「トヨタ・子どもとアーティストの出会い」開始
|
2005
|
平成17
|
|
産業技術記念館「トヨタコレクション展」開催(以後、随時開催)
|
||
「社会貢献基本理念・方針」制定
|
||
2006
|
平成18
|
社会貢献推進部 発足
|
2007
|
平成19
|
CSR委員会(社会貢献分科会)設置
|
2009
|
平成21
|
「豊森なりわい塾」開始
|