福利厚生

人間関係諸活動(HUREAI活動)

駅伝風景

駅伝風景

「人間関係諸活動」は、人の輪を広げることにより「チームワーク」「コミュニケーション」をさらに強固なものにする活動である。


「明るい職場づくり」を目指した、それぞれの職場を軸にした自主活動として1965年(昭和40年)に「職場レクリエーション活動(以下、職レク活動)」が、1966年に「パーソナル タッチ運動(以下、PT運動)」が発足した。


1970年代以降、次々と工場が立ち上がるにつれ従業員数が増加し、組織も多層化していく中で組単位の個々の活動だけでなく、「課・部・工場レベル」での活動が必要になってきた。活動のマンネリ化も見られるようになったため、年号が変わった1989年(平成元年)を機に職場実態にあった形で職場づくりを活性化するために、新しく「フレッシュ&ハーモニー活動(F&H活動)」が発足した。


1990年代以降は、増加する期間従業員や派遣社員が参加できる人間関係諸活動が求められてきたこと、個々人の「趣味・娯楽の多様化」や職場の人間関係の希薄化などトヨタの強みである「チークワーク」の低下が懸念された。さらに「豊八会」の会員の減少、高齢化が進展し、活動が困難になってきた。そこで人間関係諸活動全体を見直し「コミュニケーション・交流」を活性化させるため、2002年に「ヒューマン・リレーション活動(HR活動)」が発足。この年の駅伝大会で正式名称「HUREAI(ふれあい)活動」を発表した。

西暦
和暦
活動名および内容
1965
昭和40
職場レクリエーション活動
―レクリエーション活動を通じて明るく健康的な職場づくりが目的
1966
昭和41
パーソナル タッチ運動
―話し合いをベースにした人と人とのふれあいづくり、ヒトづくりが目的
1989
平成元
フレッシュ&ハーモニー活動(F&H活動)
―「職場での良好な人間関係」「個々の従業員の活力」「心身の健康づくり」の観点から従業員の自主的、自発的な活動を通じて、明るい職場づくりが目的
2002
平成14
ヒューマン リレーション活動(HR活動)
―行事を通して「職場を越えた人間関係の輪をつくることを、いかに工夫するか」、「役員会を通じた経営情報の展開」、「職場実態の吸い上げによるコミュニケーション」が目的。正社員から期間従業員・派遣社員まで参加を呼び掛け、「職場の縦のつながり」「職場を越えた横のつながり」「職位・職場を越えた斜めのつながり」を通じ、人間関係の輪を広げ、明るい会社生活を送る一助として取り組むことが目的

出所:人間関係諸活動マニュアル