モノづくりの主体である工場は、不良品を出さない品質、1円でも安く作る原価、災害を起こさない安全な作業に十分な注意を払い生産活動を行っている。また、少子高齢化や国内市場の成熟化、グローバル化などの影響を受けつつ、変動する市場動向などに対応している。

最近では、1980年代後半からの生産拠点のグローバル化に対応し親工場として新規に立ち上げる海外生産拠点の支援や、2002年(平成14年)の「打倒トヨタ(BT2:Break Through Toyota)」活動の一環として原価低減の推進、分散している生産場所を集約化し高効率を達成する「寄せ停め」や低生産コスト国に対抗できるよう設備・工程のシンプル・スリム化に対応した活動を行った。

また1985年(昭和60年)男女雇用機会均等法の改正および女子就労制限の緩和などから工場部門の女子技能員雇用拡大、1991年2月に導入された技能員の仕事の幅を広げる専門技能修得制度、1962年(昭和37年)から実施してきた昼夜2交替制勤務(第1シフト8:00~17:00、第2シフト21:00~6:00)を1995年5月に連続2交替制勤務(6:25~15:05、16:00~00:40)へ変更するなどの対応をした。

環境活動に関しては、1996年以降「ISO14001」外部認証取得、1999年以降の「埋立廃棄物ゼロ」*達成などがある。

*
1998年度からの目標として、埋立廃棄物を1995年比5%未満にするという社内活動

国内の生産拠点

トヨタ国内工場

工場
主な生産品目
本社工場
鍛造部品、ハイブリッド用部品、シャシー部品
元町工場
車両
上郷工場
エンジン
高岡工場
車両
三好工場
駆動関係部品、冷鍛・焼結部品、エンジン関係部品
堤工場
車両
明知工場
駆動系足廻り鋳物部品、駆動系足廻り機械部品
下山工場
エンジン、ターボチャージャー、触媒コンバーター
衣浦工場
駆動関係部品
田原工場
車両、エンジン
貞宝工場
機械設備、樹脂型、鋳造型、鋳鍛型
広瀬工場
電子部品

関係会社(100%出資会社)

工場
主な生産品目
トヨタ自動車九州(株)
車両、エンジン、ハイブリッド用部品
トヨタ自動車北海道(株)
自動変速機、無段変速機、トランスファー
トヨタ自動車東北(株)
電子制御ブレーキ、アクスル、トルクコンバーター
トヨタ車体(株)
車両
関東自動車工業(株)
車両
セントラル自動車(株)
車両
*
主な生産品目は2011年12月末時点
*
関東自動車工業(株)、セントラル自動車(株)およびトヨタ自動車東北(株)は、2012年7月にトヨタ自動車東日本(株)となった

このページの先頭へ