日本

広告・宣伝の変遷

1971~1975年(昭和46~50年)

需要の多様化とクルマをめぐる問題への対応

高度成長を遂げてきた日本のクルマ市場も、昭和40年代半ばごろから転換期を迎える。

需要の一層の多様化、高度化の傾向が強まる一方、排出ガスによる公害問題や、自動車の安全性などの社会問題などが台頭した。

当社は、こうした諸問題に総力を結集して対応した。

TTC方式による排出ガス規制適合車を次々に送り出すとともに、アフターサービスにおいても万全の体制を整えた。

安全問題への対応もきめ細かく行われ、ESV(安全実験車)の開発などもその一つである。

トヨタESV(安全実験車)

トヨタESV(安全実験車)

1969年(昭和44年)からは全国規模で幼児の交通安全キャンペーンを展開。

クルマ社会の進展とともに企業活動も多岐にわたるようになっていった。

西暦
和暦
沿革
1971
昭和46
4
新学期を迎え、第4回交通安全キャンペーン実施
8
「コロナ」マイナーチェンジ、「ブラボーコロナ」キャンペーンを実施
11
「ちょっとうれしいカローラ」キャンペーンを開始
1972
昭和47
2
「マークⅡ」新型発表キャンペーン「オ、いいじゃないか」
3
コロナ「いいものに国境はない」キャンペーン。海外ロケ
4
「男ざかりのクラウン」キャンペーンを開始
7
「セリカのライバルはセリカ」キャンペーンを実施
9
カリーナ「足のいいやつ」キャンペーンを開始
9
排出ガス、安全問題と取り組む当社の姿勢を示す企業広告「トヨタの技術者たち」シリーズで展開
1973
昭和48
2
カリーナ「決まってるネ、千葉ちゃん」シリーズを展開
4

「セリカ リフトバック」

「セリカ リフトバック」新発売キャンペーン「あしたが面白くなるぞ」
4

「スターレット」

「スターレット」新発売「トヨタの若い星」キャンペーンを実施
6
「クラウン」キャンペーン「大事な人を大事に運ぶ」
8
新型「コロナ」発売キャンペーン「予防安全」
9
ユーザー対象に「シートベルト着用キャンペーン」を展開
11
省資源キャンペーン「ガソリンを大切に・・・」を展開
1974
昭和49
1
クルマのエレクトロニクス化をテーマにシリーズ広告を展開
5
「カローラ(TE30型)」発売キャンペーン「のびのび30(サンマル)」
1975
昭和50
4
石油危機、排出ガス問題に取り組む当社の姿勢を訴求する「複眼の思想」キャンペーンを展開

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