第2節 環境・安全問題への対応

第2項 温室効果ガスの削減と環境負荷物質対策

生産部門でのCO2削減

生産活動でのCO2削減については、1996(平成8)年度からの第2次プランで「2000年度末までに総排出量・売上高当たり排出量を1990年度レベルに安定化」することを目標に掲げた。続く2001年度からの第3次プランでは「2005年度までに総排出量を1990年度比5%減」とすることを目指した。

これらの目標に対して、生産技術部門では、省エネ性能の高いガスタービンによるコージェネレーションシステムの導入促進、環境負荷が比較的小さい天然ガスへの燃料転換などの活動を進めた。その結果、2005年度には1990年度比19%のCO2排出削減を実現し、目標を大幅に上回る達成となった。

2006年度からの第4次プランでは2010年度でのトヨタ単体の目標に加え、新たにグローバル目標を「売上高当たり排出量で2001年度比20%減」と策定し、これも目標を上回る削減を達成した。また、2011年度からの第5次プランでは「生産1台当たりの排出量」を新たな尺度とし、2012年度までにグローバルでは2001年度比で29%減、トヨタ単体では同比37%減をそれぞれ目標として掲げた。

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