制度面での整備・構築

さらなる新規事業の拡大をねらい、さまざまな制度の整備・構築も図った。1995(平成7)年7月には従業員のベンチャーマインド醸成をねらい、提案者が社長になれる「起業家制度」を立ち上げ、カーテックフジやメディアクリックなど6社を設立した。1996年1月には事業の調査・研究、出資金など費用面でのサポートを図るため、特別予算として「社内ベンチャーファンド」(500億円)を設定した。また同年4月には、新規の事業会社に出向した社員へのインセンティブと、経営者としての意識づけをねらいとした「役員持株制度」を導入した。

こうした取り組みを続けているなか、1996年からは「バイオ緑化事業」の社内検討に着手した。またエネルギー関連として、自動車用に開発してきた「小型ガスタービンエンジン技術」を使ってコージェネレーションシステムの開発・製造・販売事業を推進するトヨタタービンアンドシステムを1998年に設立した。

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