TKMの設立―インド

インドでは、1997(平成9)年にキルロスカグループとの合弁でトヨタ・キルロスカ・モーター(TKM)を設立し、現地生産に乗り出した。経済の高度成長に伴いインドの自動車需要は、2003年に初めて100万台を超え、2007年には200万台を突破して世界有数の市場に成長した。トヨタは1999年にクオリス、2002年にカローラ、2005年にIMV(Innovative International Multipurpose Vehicle)シリーズのイノーバ(ミニバンタイプ)を相次いで市場に投入し、2007年には販売台数が5万台を超えた。

その後も2009年にIMVシリーズのフォーチュナー(SUVタイプ)を投入するなど、新モデルを加えると同時に販売サービス網の整備を進めた。その結果、インドでの販売店数は、2000年の22店から2011年には166店へと増加した。また「エントリー・ファミリー・カー(EFC)プロジェクト」による新開発小型車の投入をにらみ、販売点数の拡充と営業スタッフの教育に取り組んだ。

このページの先頭へ